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心の時空

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ザ・バレット(銃弾)  シネマの世界<第261話>

カナダ映画「ザ・バレット」は、ビデオ・スルーされた(劇場で一般公開されなかった)作品ながら、この映画を見る者の神経を妙にイラ立たせ、次第に不愉快にさせていくプロットとシナリオそして映画最後のシーンとなかなか見応えのあるブラックユーモア・センスをもったノエル・ミトラーニ監督(と脚本)の2010年作品です。
a0212807_22312285.jpgタイトルの「ザ・バレット」とは‘銃弾’のこと、原題の「The Kate Logan Affair」とは、‘ケイト・ローガン事件’という意味でミトラーニ 監督は、この二つをプロットの重要なポイントにしています。
ケイト・ローガンという若い女性警察官の拳銃から発射された一発の銃弾を巡り映画は展開していきます。
映画を見ながらイライラする感覚、見ていて次第に不愉快になっていく感覚をブログで書くのは難しく、直接映画を見て体感していただきたいのですが‥それならば、ブログに書くなとお叱り受けそうですね。
私は、「ザ・バレット」を良くできたサイコ・サスペンス映画と思います。
主人公は、アレクシス・ブレデル(1981~ 青く澄んだ目が美しいアメリカの若手女優)が演じる新米女性警察官ケイトともう一人、フランスの俳優ローラン・リュカが演じるフランスからカナダに企業研修のため出張してきた中年エリートビジネスマンのベノワです。
新人警察官のケイトは、パトロール中に偶然日用品店で買い物しているベノワを見て、とっさに連続レイプ事件の犯人と決め付けいきなり逮捕しました。
ベノワの身の潔白は、すぐにパスポートで証明されますが、その夜非番のケイトは、ベノワを訪ね、誤認逮捕のa0212807_22342969.jpgお詫びがしたいとバーに誘い歓談して別れました。
その夜からケイトが、訪ねて来るのを迷惑がるベノワにつきまとうようになりました。
愛妻家のベノワは、最初こそケイトの不気味なストーカーのようなつきまといに困惑しますが、彼女の若く美しい魅力と積極的な誘惑に我慢しきれず性的関係を持ってしまいました。
翌日非番になったケイトは、パトロールカーで制服のままモーテルに立ち寄り、嫌がるベノワに拳銃の扱いを教えていたところ、彼の誤操作で発砲してしまいました。
a0212807_22345391.jpg拳銃から発射された銃弾は、モーテルの壁を破り中に入ってしまいました。
この瞬間(とき)からケイトの表情が一変、非番警官の拳銃保持は、厳重懲罰となるのでマズイと思ったケイトは、バレないよう証拠隠滅することを考えました。
ケイトから指示されたベノワは、証拠の銃弾を壁から取り出そうと焦りますが、時すでに遅く、拳銃音を聞いた隣室の男女が警察に通報した後でした。
a0212807_22415774.jpgとんだ騒ぎに困惑するベノワは、拳銃発砲ミスを正直に警察に説明しようとケイトを諭しますが、ケイトは、経歴にキズがつくことを恐れ拒否、到着したパトロールカーの音に二人は、モーテルの裏窓から脱出、近くの車を盗んで逃亡しました。
ケイトは、怖気づくベノワに「あなたのせいでこんなこと(事件)になった」だの「彼の妻に)自分との性的関係をバラす」など毒づき逃げ出そうとする彼を脅迫、ケイトの‘異常な行動’は、次第にエスカレート、自分本位(自己中心)になっていきました。
この映画は、ラストに最大の見せ場(クライマックス)がありますので、これ以上はナイショにします。
男性諸氏に警告‥あなたが、もしどこかで若い女性と知り合い、どこにでもいるような女性が、自分を美人でセクシーな女とカン違いしているようなら、その女性の気のある素振りは、あなたを標的にした危険なワナ、アバンチュール・リスクは自己責任です。
くれぐれも命取りにならないようご用心ください。
(付録)自惚れた娘が、はた迷惑な思い込みで、まわりにヒステリックなエゴ(いわゆるジコチュー)をふりまく姿を描いた映画「マーガレット」(こちら)を見た時の主人公に対する‘不快感’(監督のネライ)を憶い出しました。
by blues_rock | 2013-12-14 00:17 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)