ブログトップ | ログイン

心の時空

yansue.exblog.jp

a day in my life

団塊世代の明日はどっちだ

経済評論家で作家の堺屋太一氏(1935~元経済企画庁長官)が、昭和22年から24年の3年間に生まれた世代を‘団塊の世代’と1976年に名付けてから早37年、‘団塊の世代’全員が高齢者(65才)の仲間入りをします。
a0212807_17404678.gif
男性諸氏のほとんどが、すでに定年となり40年近く馴染んだ‘職域社会’オンリーの生活に別れを告げ、つまり滅私奉公した会社からわずかばかりの手切れ金(退職金とも言います)で追放され、これから人生の最期を迎えるまで自宅のある‘地域社会’で暮らさなければなりません。
a0212807_17443723.gif家族や隣近所との付合いをしっかりしてこなかった男性には、長く辛い孤独な時間との闘いです。
とくに自分の会社にしか通用しない‘肩書き’を社会的なものと勘違いし、社内でチヤホヤされ、それに酔い痴れた職位の高いズレ男ほど定年後に直面する現実との落差ダメージは大きく‥家庭でうとまれ、地域に友だちはなく、元の会社からも当然何の音信もなく、その現実は、次第に本人の心を蝕み、やがて認知症を発症、家族が気づいた時には、要支援・要介護の認定を受けることになります。
女房族は、毎日‘濡れ落ち葉’のお相手をする羽目になり、亭主元気で留守がいいと笑い飛ばし、友だちとのお気楽ランチ外出もできなくなり、井戸端会議もご法度となれば、ストレスは溜まるばかり、自分の気づかないうちにa0212807_1745829.gif悪化した骨粗鬆症で寝返りした途端に骨折したり、下肢筋力の衰えが、転倒骨折リスクを高め、打撲による亀裂骨折でも数カ月に及ぶ長期入院となり、高齢での長期入院という日常の変化は、やがて認知症を発症させます。
日本経済新聞に堺屋太一氏のコメント記事として「国(元厚生省、現厚生労働省)の無策放置により少子高齢化社会の歪みが生まれ、いまの「嫌老社会」を生んだ。(‘団塊世代’を地域社会に巻き込む)「好老社会」に改革しなければ、わが国の発展はない。」とありました。
a0212807_17583686.gif幸い‘団塊世代’には、資産がありますから、子や孫に美田を残さず、自分の葬式代だけ信託して残し、自分の人生最期に必要な「介護と病気」のために使い切りましょう。
人生は、過去も現在(いま)も、これからも「自立・自助・自己責任が原則」です。
何より自分の精神を自律させ、身内への要らぬ気兼ねや自分を卑屈にする介護の押し付け、生活上の経済的な甘え(ぶら下がり)は、極力避けましょう。
地獄の沙汰も金次代、いわんや人間の棲む三千世界では、老後を支えるのはお金、その経済的なゆとりが、やがて介護を必要とする時、自分の選択肢に合った介護を保障してくれることでしょう。
by blues_rock | 2013-11-30 00:30 | 社会/歴史/思想 | Comments(0)