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ゴールデンスランバー 60s(黄金のまどろみ シックスティーズ)

ゴールデンスランバー 60s(黄金のまどろみ シックスティーズ)_a0212807_19211056.jpg1960年代音楽を懐メロと呼ぶには、あまりに新しく、いつ聴いても胸はずむ音楽のポップス&ロックンロールを私たちは‘オールディーズ’と称しています。
ビートルズ(右カテゴリーを参照ください)、ローリングストーンズが、有名になった1960年代に他にも多くの優れたロックンロール・バンドが活躍、いま聴いても胸がキュンとなる名曲を数多く残しました。
アメリカは、1930年代にブルース、1940年代にはリズム&ブルース、1950年代半ばにロックンロールという画期的なオリジナル音楽を生み出しますが、‘黒人音楽’に起源をもつことを理由にアメリカ社会を牛耳る白人層の音楽資本から排斥されました。     (写真4枚:リバプール港とマージー川)
ゴールデンスランバー 60s(黄金のまどろみ シックスティーズ)_a0212807_19223232.jpg当時アメリカで黒人向けに放送されていたラジオの音楽番組を聴いたイギリスの若者たちは、この革新的なアメリカの音楽(1955年ロックンロール誕生 こちら)に熱狂しました。
とくに大西洋に面しアメリカとの貿易港であったリバプールの若者は、いち早くブルース・リズム&ブルース・ロックンロールをカヴァーし自分たち独自の音楽を生みだしました。
それが、リバプール市の中央を流れるマージー川に因(ちな)み「マージー・ビート」と呼ばれたイギリスの新しい‘ポップス&ロックンロール’音楽でした。
ゴールデンスランバー 60s(黄金のまどろみ シックスティーズ)_a0212807_19232186.jpgマージー・ビートを牽引したビートルズを筆頭にサーチャーズ「ラブ・ポーションNO.9」などメロディラインのきれいな曲を演奏する多くのバンドがいました。
マージー・ビートは、マンチェスターやロンドンに飛び火しあっという間にヨーロッパを席巻しました。
ホリーズ「バス・ストップ」(マンチェスター)・ローリングストーンズ(ロンドン こちら)・デイヴ・クラーク・ファイヴ「ビコーズ」(ロンドン)・クリスティ「イエロー・リバー」(ロンドン)・レーン&ザ・リー・キングス「ストップ・ザ・ミュージック」(スエーデン)などでした。
このブリティッシュ・インヴェイション(イギリス音楽のアメリカ侵略のこと)は、アメリカの若者たちに大きな影響を与えました。
ゴールデンスランバー 60s(黄金のまどろみ シックスティーズ)_a0212807_19321938.jpgアメリカも1965年ママ&パパス「夢のカリフォルニア」(こちら)やサイモンとガーファンクル「サウンド・オブ・サイレンス」、1966年ビーチ・ボーイズ「グッド・ヴァイブレーション」(LP「ペット・ショップ」)などのオリジナル曲でイギリスに対抗しました。
ゴールデンスランバーとは‘黄金のまどろみ’という意味、60s(シックスティーズ)の名曲の数々は、私にとって‘黄金のまどろみ’の中に聴こえるエバーグリーンの音楽です。
by blues_rock | 2013-11-03 23:55 | 音楽(Blues/Rock) | Comments(0)
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