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心の時空

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欲望のバージニア  シネマの世界<第239話>

a0212807_12181918.jpgこの映画の日本語タイトル「欲望のバージニア」(2013年6月公開)の響きから男女の欲望渦巻くエロチックな映画と思って見ると裏切られる強面(こわもて)なギャング映画(原題:Lawless 無法)です。
カナダ(オーストラリア出身)の映画監督ジョン・ヒルコート(1961~)が監督を行ない、同じオーストラリアの脚本家でロック・ミュージシャンでもあるヒルコート監督の盟友ニック・ゲイヴ(1957~)が脚本と音楽を担当しています。
映画のサウンド・トラックでは、ニック・ケイブ&ザ・バッド・シーズの渋いパフォーマンスを聴くことができます。
撮影は、デジタル・カメラ・システムを採用、映画の時代、物語の舞台となる1930年代のバージニアの情景に臨場感があり、クリアな映像にリアリティを感じます。
映画のストーリーは、1930年代禁酒法下のアメリカで、密造酒の製造と密売を堂々と行なうボンデュラント3兄弟と密造酒取締り特別捜査官ながら高額のワイロを要求する役人との血で血を洗う戦いを描いています。
a0212807_12314065.jpg法も秩序もなく「俺たちは死なない」と豪語する三兄弟の長男にジェイソン・クラーク(1969~ 2011年「キリング・フィールズ 失踪地帯」・2012年「ゼロ・ダーク・サーティ」・2013年「ホワイトハウス・ダウン」に出演)、次男にトム・ハーディ(1977~ 2011年「裏切りのサーカス」・2012年「ダークナイト・ライジング」に出演)、三男にシャイア・ラブーフ(1986~)が、扮しています。
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密造酒を取り締まる連邦政府の役人ながら密造酒業者に高額のワイロを要求する腐敗した特別捜査官にガイ・ピアース(1967~ 1990年「L.A.コンフィデンシャル」・2009年「ハート・ロッカー」・2010年「英国王のスピーチ」に出演)、冷酷で凶暴なギャングのボスにゲイリー・オールドマン(1958~ 2011年「裏切りのサーカス」・2012年「ダ
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ークナイト・ライジング」)と個性的な名優たちによる夫々一癖も二癖もある無法者の競演は、実に見応えのあるクライム・アクション映画でした。
共演女優もジェシカ・チャステイン(1977~ 2011年「ペイド・バック」・2011年「キリング・フィールズ 失踪地帯」・
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2013年「ゼロ・ダーク・サーティ」)、ミア・ワシコウスカ(1989~ 2013年「イノセント・ガーデン」)と演技者を揃えています。(「欲望のバージニア」公式サイト:予告編 こちら
アメリカン・ニューシネマの名作「ボニーとクライド~俺たちに明日はない」を懐い出させる映画でした。
by blues_rock | 2013-11-02 23:15 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)