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心の時空

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プルーフ・オブ・マイ・ライフ  シネマの世界<第236話>

「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」(原題 Proof:証明)は、アメリカでピュリッツァー賞・トニー賞ほか演劇対象の著名な賞をいくつも受賞した舞台劇「プルーフ/証明」を映画化したものです。
監督は、イギリスの名匠ジョン・マッデン監督(1949~ こちら)で2006年に日本公開された優れた作品です。
マッデン監督の新作「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」(2013年日本公開 こちら)も秀作でした。
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映画のストーリーは、父親から‘数学の才能と不安定な精神’のDNAを受け継いでいた娘キャサリン(グウィネス・パルトロウ 1972~)は、シカゴ大学で数学を専攻していましたが、父ロバート(アントニー・ホプキンズ 1937~)の病気を看護するため休学していました。
キャサリンの父ロバートは、20代に難解な数学定理を次々に証明し天才数学者として有名でした。
a0212807_22365770.jpgロバートは、精神が不安定となると大学を辞め自宅に引きこもり数学の研究を続けていました。
精神病の発作を起こし一進一退の容態を続ける父親の病気を看護するため次女キャサリンは、大学を休学、父親が自宅で続ける数学の研究を手伝っていました。
そんな父ロバートと娘キャサリン二人だけの生活が5年過ぎたころ父ロバートは、亡くなりました。
昔一世を風靡した天才数学者が、自宅に引きこもり数学定理について書き残したノート100数十冊の存在を知り、ぜひ見せてもらいたいとシカゴ大学数学科の学生ハル(ジェイク・ジレンホール 1980~)が、キャサリンを訪a0212807_22404454.jpgねてきました。
キャサリンは、ハルたっての依頼を頑(かたく)なに拒みました。
ニューヨークでビジネスに成功し事業家の姉クリア(ホープ・デイヴィス 1964~)は、父の葬儀を終えると精神状態が不安定なキャサリンを見てニューヨークに連れて帰ろうとしました。
キャサリンに好意をもつハルは、彼女が自分も父親と同じ精神の病ではないかと一人苦悩していることに気づき「キャサリン、君はまともだよ。」と慰めました。
キャサリンは、ハルにロバートのノートを見せましたがハルは、全部のノートを見終わると愕然としました。
ノートに書かれていたのは、数学定理に関係のない他愛ない落書きでキャサリンは、知っていました。a0212807_22423882.jpg
キャサリンは、ハルに‘もう一冊のノート’をそっと見せました。
ハルは、そのノートを見て驚きました。
そこには、天才数学者さえまだ証明できない‘素数の数学理論と数式定理’が、ノートに書かれていました。
キャサリンは、自分の記述ノートであるとハルと姉クレアに言いますが、二人は信じませんでした。
ハルは、その内容があまりに斬新で高度な数学理論の大発見であること、天才数学者であったロバートの文字と似ていることからロバートの可能性が高いと推察しました。
精神衰弱し自己喪失しているキャサリンは、完全に自信を失くし反りの合わない姉のクレアとニューヨークで暮らすことにしました。
ニューヨークに出発する日、ハルは、シカゴ大学数学チームが精査した数学理論証明の過程にミスのないこと、1980年~90年代の数学理論と数式定理が証明のために使用されていることからキャサリンのノートに間違いないと告げ、彼女に謝罪しました。
しかしキャサリンは、ノートを渡した時、自分を信じてほしかったとハルに伝えシカゴ空港に向かいました。
情緒不安定ながら感情豊かなキャサリンを演じるグウィネス・パルトロウが、実に魅力的でした。
by blues_rock | 2013-10-23 00:30 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)