秋月から小石原へ秋の旅
行き先は、「秋月」と「小石原」です。
秋月は、旧秋月藩(黒田藩の支藩)史跡の総称で福岡県朝倉市に在ります。 (下写真:秋月)
小石原は、秋月から東へ車で山間を抜けると30分くらいで到着します。
小石原と言えば陶器の‘小石原焼’で有名、現在44の一子相伝の窯元があります。 (下写真4枚:小石原)
黒田藩の御用窯としてスタートとした高取焼は、徳川 3代将軍家光の茶の湯指南役であった小堀遠州のとき、遠州好みの茶陶窯として有名になりました。 (下写真:唐臼 からうす‥水の力で陶土を細かく粉砕する臼)
小石原焼の窯元は、一子相伝の創意工夫を重ね小石原を訪ねたイギリスの陶芸家バーナード・リーチ(1887~
第13代高取八山さんに伺った話で、私が学習したのは、「高取焼」と「上野(あがの)焼」は、築窯された地名の名称ではなく陶工の「氏名(うじな)」に由来していること、もう一つ「朝鮮唐津」の名称が、昔唐津地域で焼成
徳川幕府の陶窯統制(窯元廃業の強制‘窯取壊し’)により難を逃れた唐津の陶工たちが、生きていくため作陶できる土地を求めて密かに近隣各地に移住し‘朝鮮唐津’を焼成したので各地の古窯跡から朝鮮唐津の古陶
九州各地の古窯跡(モノハラ)から出土する古陶片が、数百年後の現代に暮らす私たちに古窯・古陶にまつわる歴史ミステリーを提供し‘これがどこの窯だか分かりますか?’と語りかけているようです。