ビトレイヤー シネマの世界<第230話>
「Welcome to the Punch(パンチへようこそ)」の‘the Punch’は、映画のプロットで犯罪のナゾを解く場所を表わすミステリアスな言葉としい使われています。
映画全体のクールな映像には、リドリー&トニー・スコット兄弟監督、捜査官と犯罪者との激闘シーンは、マイケル・マン監督の「ヒート」(こちら)から、迫力ある銃撃シーンとそのスローモーション映像は、ジョン・ウー監督からの影響を感じます。
「ビトレイヤー」では、どうしても「シリアナ」(こちら)・「ワールド・オブ・ライズ」さらに「裏切りのサーカス」や「ゼロ・ダーク・サーティ」(こちら)のマーク・ストロング演じるクールな犯罪者と「シャドー・ダンサー」(こちら)のアンドレア・ライズボロー演じる女性捜査官にばかり私の目が行き、熱血捜査官役で主演したジェームズ・マカヴォイ(1979~)の印象が薄くなりました。
ネタバレぎりぎりで映画の見どころを言えば「イギリスの警察官に拳銃を携帯させる法案を通すため凶悪銃犯罪をデッチあげようとする陰謀と裏切り(ビトレイヤー)」をテーマにしたブリティッシュ・ノワール映画「Welcome to the Punch(パンチへようこそ)」です。
(写真:打合せ中の左からジェームズ・マカヴォイ、エラン・クリービー監督、マーク・ストロング)