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心の時空

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ビトレイヤー  シネマの世界<第230話>

映画の製作総指揮を名匠のリドリー・スコット監督が担い、出演者にイギリスの名優マーク・ストロング(1963~)と女優アンドレア・ライズボロー(1981~)二人の名前を見て、この映画に興味をもちました。
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映画の原題は、「Welcome to the Punch(パンチへようこそ)」という「裏切りのサーカス」(こちら)の原題に似た意味深長なタイトルですが、2013年の日本公開では「ビトレイヤー(裏切り者)」という分かりやすいタイトルに換えらました。
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この映画の監督と脚本を担当したイギリスの新鋭エラン・クリービー監督(プロファイルの詳細不明)は、長編2作目ながら製作総指揮のリドリー・スコット監督のもと自分の敬愛する先輩監督たちの影響を上手く消化しながら「ビトレイヤー」をミステリアスな犯罪サスペンス・アクション映画にしました。
ビトレイヤー  シネマの世界<第230話>_a0212807_3271349.jpg「Welcome to the Punch(パンチへようこそ)」の‘the Punch’は、映画のプロットで犯罪のナゾを解く場所を表わすミステリアスな言葉としい使われています。
映画全体のクールな映像には、リドリー&トニー・スコット兄弟監督、捜査官と犯罪者との激闘シーンは、マイケル・マン監督の「ヒート」(こちら)から、迫力ある銃撃シーンとそのスローモーション映像は、ジョン・ウー監督からの影響を感じます。
ビトレイヤー  シネマの世界<第230話>_a0212807_3345942.jpg「ビトレイヤー」では、どうしても「シリアナ」(こちら)・「ワールド・オブ・ライズ」さらに「裏切りのサーカス」や「ゼロ・ダーク・サーティ」(こちら)のマーク・ストロング演じるクールな犯罪者と「シャドー・ダンサー」(こちら)のアンドレア・ライズボロー演じる女性捜査官にばかり私の目が行き、熱血捜査官役で主演したジェームズ・マカヴォイ(1979~)の印象が薄くなりました。
ネタバレぎりぎりで映画の見どころを言えば「イギリスの警察官に拳銃を携帯させる法案を通すため凶悪銃犯罪ビトレイヤー  シネマの世界<第230話>_a0212807_3403512.jpgをデッチあげようとする陰謀と裏切り(ビトレイヤー)」をテーマにしたブリティッシュ・ノワール映画「Welcome to the Punch(パンチへようこそ)」です。
(写真:打合せ中の左からジェームズ・マカヴォイ、エラン・クリービー監督、マーク・ストロング)
by blues_rock | 2013-10-09 03:00 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
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