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心の時空

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a day in my life

漆芸家 黒田辰秋

漆芸家で重要無形文化財保持者(人間国宝)の黒田辰秋(1904~1982)が亡くなった翌年1983年の春、当時東京国立近代美術館(竹橋)で開催されていた名匠黒田辰秋回顧展(1983年3月19日~5月8日)を見ました。
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代表作「朱漆三面鏡」のほか木地の美しさを生かした拭き漆や朱漆の家具・日用道具、螺鈿など130点余りが、ずらり出品されていました。
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私は、フェルメールのマチエール(絵の表面)に興味をもち「油彩画の技術」(美術出版社)など難解な専門書を読んでいるときでしたので‘漆(うるし)’にも関心をもっていました。
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漆を学ぶべく「漆芸入門~漆工芸の美」(光芸出版)を読み始めましたが、漆の特性と漆芸技術の難しさにあえなくギブアップ、漆の世界は遠くから眺めることになりました。
a0212807_21435977.jpgそれから20数年が過ぎた4年前、東京から福岡に移り住み、(金継ぎ工芸会)に入会、金継ぎを始めると‘’ をきちんと学ぶことになりました。
漆(うるし)の語源は、麗(うるわ)しだとか‥縄文時代から山野に自生する漆の特性を知り利用してきた古代日本人には、漆が自分たちの生活に必要な道具(縄文籠=ジョウモンポシェット)を作る魔法の樹液として麗(うるわ)しく思えたのかもしれません。
(右:1983年東京国立近代美術館で開催された「黒田辰秋展」の図録)
by blues_rock | 2013-10-01 23:55 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)