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心の時空

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サウンド・オブ・ノイズ  シネマの世界<第220話>

a0212807_21433074.jpgスウェーデン映画「サウンド・オブ・ノイズ」は、わずか1週間の上映それもレイトショウ(21:15~)の1日1回、上映する映画館も九州で1か所、福岡市天神のKBCシネマだけの公開でした。(「サウンド・オブ・ノイズ」公式HP こちら
この映画の監督は、オラ・シモンソンとヨハネス・ニルソンという共に1969年スウェーデン生まれの幼なじみ二人です。
美術家・映画監督のオラと音楽家・作曲家のヨハネスは、ポップなノリのアンダーグラウンド・ロックを感じさせるユニークでシュールな映画をリリースしました。
‘サウンド・オブ・ノイズ’とは、雑音のこと、音楽嫌いの人間には、華麗なクラシックの名曲も拷問でしかありません。
主人公アマデウス(モーツァルトと同じ名前)は、有名な音楽一家に生まれながら、大の音楽嫌いで、音アレルギー(大きな音を聴くと耳から出血する)体質です。
音楽のテンポを合わせるメトロノームのタンタンタンという単調な音にも我慢なりません。
a0212807_2144458.jpg音楽に必要なこのメトロノームが、映画の各シーンで重要な小道具としての意味をもちます。
刑事となったアマデウスは、街で発生した奇怪な音楽テロ事件を担当することになりました。
街のとんでもない場所に突然現われ、あらゆるものを楽器に見立て、いきなり演奏する前代未聞の6人組音楽テロリストを追う刑事アマデウス‥ある日、音楽テロリストたちは、街中の建物に4つのテロ予告を貼り出しました。
a0212807_21445149.jpg1.病院の手術室で患者とあらゆる手術器具を楽器にして演奏する
2.強盗のように銀行を襲い、シュレッダーで札束を刻みハンコで音を奏でる
3.クラシックコンサート会場の外でブルドーザーシャベルを使い、大地を鳴り響かせる
4.高圧電線に音符のようにぶらさがり‘本物の電子音’を街中へ響き渡らせる
彼らの目的は、何か? そして刑事アマデウスは、音楽テロを阻止できるのか?
a0212807_2147132.jpg映画の中に前衛アニメーション作家であった久里洋二(1928~)の作品を思わせるシーンが登場、美術家オラ・シモンソン監督の久里洋二へのオマージュと私の目には映りました。
映画のラストで音楽テロリスト6人の奏でるボサノバは、すばらしい音楽でした。
by blues_rock | 2013-09-22 00:41 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)