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心の時空

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a day in my life

日本語 ~ ライク・ア・ローリングストーン

日本語は、古来‘話し言葉’で文字をもたない‘倭言葉(やまとことば)’でした。
古代日本が、縄文(BC14000~AD300)から弥生(BC300~AD300)になると中国大陸から稲作の農耕とともに表意文字の‘漢字’が、入って来ました。
農耕の発達は、集落を生み、村となって行きました。          (下写真:佐賀県吉野ヶ里の弥生遺跡)
a0212807_214428.jpg各地に出来た村が、離合集散(強きが弱きを吸収)しながら古代国家‘倭国’(こちら)となりました。
やがて大和朝廷が、律令国家を築き‘律令(法律)’を制定、それを表記(記録)する文字として漢字が使われ、同時に話し言葉であった倭言葉にも漢字を当て(その名残が音読み・訓読み)、表記する文字としての日本語ができました。
そして漢字を工夫した日本独自の‘カタカナ文字’が生まれ、さらに日本独自の文化も発達、平安貴族の間に和歌が普及すると‘ひらがな文字’も急速に広まりました。
中世になりポルトガル人宣教師・商人などが日本を訪ねるようになるとカステラ・ビスケット・パンの外来食品やメリヤス・オルガン・タバコなどの外来品が、そのまま日本語になりカタカナ文字で表記するようになりした。
この時代から外国語をカタカナ日本語にする“日本人の得意技”は、現在に至ります。
ざっと思いつくまま書いてもアルバイト(ドイツ語)・ガラス・テレビ・ミルク・イクラ(ロシア語)・ルール・リストラ(リストラクチュアの略)・プラン‥など、最近は、IT用語関連の言葉が多く、パソコン(パーソナル・コンピューターの略)・インターネット・スマホ(スマートモバイルホン)と私たちの日常生活に外来日本語が氾濫しています。
戦後、外来語に漢字を充てることはなくなりましたが、一昔前まで一例をあげると自鳴琴(オルゴール)・瓦斯(ガス)・甘蕉(バナナ)・檸檬(レモン)などと漢字で表わし、外国の国名や地域も漢字で、たとえば亜細亜(アジア)・亜米利加(アメリカ)・欧羅巴(ヨーロッパ)・伯剌西爾(ブラジル)と書きました。
日本人でレモンを檸檬とスラスラ書ける人や伯剌西爾をブラジルとスラリと読める人は、数少ないと思います。
日本語のように異なった3種類の表記文字をもつ言語は、世界でも類がなく3種類の文字を使い分けながら文章
a0212807_2202396.jpg
を書く日本人の言語能力に、外国の人たちは、ビックリしています。
私は、言葉を短縮して流行らせる‘チョーキモイ’などの若者言語に興味ありませんが、大のオトナの口から‘ナマホ・ビジネス’と言われても何のことか先ごろまで分かりませんでした。
ナマホは、生保と書きナマホ・ビジネスとは、生活保護を喰いものにする阿漕(あこぎ)な商売のことだとか、さらに驚いたのが、‘ネトウヨ’というサイト記事用語でした。
ネトウヨ?ん!? 寝とうよ? ウィキペディアで調べたところ‘ネット右翼’を省略してネトウヨと呼ぶのだそうです。
ウィキペディアによるとネトウヨ(ネット右翼)とは、インターネット上で偏狭な愛国心を煽り、中国や韓国など反日的な国を目の仇にし排斥する人たちのことだとか、未熟な知性からくる劣等感と優越感が、綯(な)い交ぜになった言動で粗暴とありました。
ともあれ日本語は、今までそうであったように今後も‘ライク・ア・ローリングストーン’であり続けると思います。
by blues_rock | 2013-09-19 02:05 | 柏原生活/博多叙景 | Comments(0)