ブログトップ | ログイン

心の時空

yansue.exblog.jp

a day in my life

ゼロタウン~始まりの地  シネマの世界<第213話>

a0212807_2354843.jpgイギリス・イスラエル共同製作映画で2012年の トロント国際映画祭において「世界で一つだけのプレイブック」、「アルゴ(こちら)」に続き「ゼロタウン~始まりの地」は、観客人気投票第3位でした。
トロント国際映画祭での観客動員も良く、映画の質も高いのに、日本では一度も劇場公開されずにビデオスルーされてDVD公開されました。(予告編はこちら
トホホ‥悲しくなります、なんで!?
イスラエルの映画監督エラン・リクリス(1959~)は、「英国王のスピーチ」をプロデュースしたギャレス・アンウィン(プロファィル不明)製作のもと、1982年レバノン内戦直前のベイルートを舞台に撃墜された国連軍戦闘機(アメリカ空軍)パイロットのヨニ(スティーブン・ドーフ 1973~ 私が見た彼の主演作品は1994年「バック・ビート」のスチュアート・サトクリフ役)とパレスチナ難民の少年ファへッド(PLOが訓練中の少年兵)との‘心の交流’を慈愛に満ちた視点で映画にしました。
a0212807_23593564.jpgPLOの捕虜となったヨニは、ベイルートのPLOアジトに手錠を掛けられたまま監禁され、小学生くらいの少年兵ファへッドが、その監視を命じられました。
ファへッド少年は、子供ながらタバコを吸い容赦なく銃を撃ちながら大人のヨニをからかいました。
ファへッド少年の
a0212807_03956.jpg父親は、イスラエル空軍の爆撃で亡くなり、生前大切にしていた鉢に植えたオリーブの木を残し、このオリーブの木をいつかイスラエル領となった故郷の大地に植えることが、ファへッド少年の父親の夢でした。
ファへッドは、捕虜のヨニに自分をレバノン国境の向こう側a0212807_072186.jpg(イスラエル領)に連れていくなら捕虜のヨニを逃がすと提案しました。
アメリカ空軍パイロットで捕虜のヨニとパレスチナ難民の少年兵ファへッドは、分かり合えない敵同士として反発また時に逃亡する仲間として助け合いPLOの追跡を逃れ、レバノン軍・駐留シリア軍に発見されないよう協力しながらイスラエル国境を目指しました。
映画は、最後まで緊張感に溢れ、リアルなアクション・ロードムービーで、ラスト・シーンのヨニとファへッド少年の別れが心に沁みました。
by blues_rock | 2013-09-05 00:44 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)