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心の時空

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アーリントンのような国立墓苑を創りましょう(後編)

国家として盤石の国体「自由と民主主義」のシステムを堅持するためには、国民ひとり一人が、「権利と義務」のバランス意識をもち、普段から「権利と義務」に対する意思を持たなければなりません。
爆発的に増え続ける世界人口の現実(こちら)を考えるとき、日本の人口減少とわが国の少子高齢化の社会的問題やそのために解決しなければならない課題を避けて、安易に外国からの移民政策に依存するような甘い精神構造で解決できるはずもなく、やがて国家として日本の価値(パラダイム)である「自由と民主主義」も次第に崩壊していき、ある日突然国が、消滅することは、世界の歴史が証明しています。 (下写真:靖国神社)
アーリントンのような国立墓苑を創りましょう(後編)_a0212807_011645.jpg私たち日本人にとって最高の国家規範である「自由と民主主義」を堅持するためには「権利と義務」を実践する強い意思が必要です。
話を戻し靖国神社は、東京都知事の認証による神道の宗教団体(単立宗教法人)で、国の機関でも施設でもありません。
靖国神社の創建も古代信仰から生まれた出雲大社や伊勢神宮など太古の昔からある神社と祭祀の性格と目的が、最初から違います。
今から144年前の1869年(明治2年)、明治新政府の要職にあった大村益次郎(1824~1869 長州出身 陸軍の創始者)が、国事(国内外の戦争)に殉じた軍人・軍属を顕彰し遺骨を祀る場所として東京招魂社(後に靖国神社と改称)の創建を明治天皇に進言、天皇の勅令によって靖国神社は、明治2年に誕生しました。
明治維新の世になり明治新政府は、中央集権の錦の御旗を立て強硬な国家統治を進めましたが、国内の治安は定まらず、新政府に対する抵抗(内戦・反乱)は、まだ続いていました。 (下写真:出雲大社)
アーリントンのような国立墓苑を創りましょう(後編)_a0212807_011343.jpg1869年戊辰戦争、1877年西南戦争と新政府軍(官軍)は、抵抗する敵(幕府の抵抗組織、新政府の反乱軍)を‘賊軍’と誹り徹底的に討伐しました。
新政府は、内戦で戦死した新政府軍(官軍)の兵士だけを国家に尽くし殉死した英霊として靖国神社に祀りました。
ダレが考えても明治維新最大の立役者である西郷隆盛など死をもって明治新政府の樹立に貢献した多くの志士たちが、靖国神社に祀られていないというのも何とも不思議な矛盾する話です。
現在、靖国神社には、1869年から1945年(明治2年から昭和20年)の76年間に起きた戦争で戦死した兵士・軍人・民間人246万体が祀られ、そのうちの213万体は、68年前の太平洋戦争で戦死した昭和の犠牲者でした。
なんと靖国神社に祀られた故人の86.5%を占め、そのため靖国神社は、戦前(68年前)日本に支配されたアーリントンのような国立墓苑を創りましょう(後編)_a0212807_0121154.jpg中国・韓国から軍国主義信奉の象徴にされ、さらに1978年A級戦犯を合祀したことに因縁をつけ日本攻撃をさらに強化しました。
戦死者を祀る靖国神社へA級戦犯(戦争責任者)が合祀されたことで、それ以来(1975年の参拝が最後に)昭和天皇は靖国神社参拝を止められ、今上天皇も一度も参拝されていません。                                             (上写真:伊勢神宮)
また戦後の国事(海外の戦争・紛争・テロ被害)で殉死した自衛官・海上保安官・警察官・公務員は、英霊として祭祀されていないのも不思議といえば不思議な扱いです。
中国・韓国の若い世代は、何かに託(かこつ)けて当時植民地支配されていた歴史の怨みを晴らしたいのだろうと推察します。
中国共産党中央政治局も韓国大統領府も国内に政情不安を抱えているので何が何でも日本を仮想敵国にしてアーリントンのような国立墓苑を創りましょう(後編)_a0212807_1932345.jpg自国民の不平不満を国外に向け、民族主義の偏狭なナショナリズムを煽り、過去という歴史の屍(しかばね)を墓場から掘り起こし大騒ぎすれば、現政権の権力も延命できるから‘領土’でも‘靖国’においても抗議暴動やデモ騒ぎを政府主導で演出するのです。
ともあれ国民が、国家の犠牲になって死ぬような不幸な事件や不測の事態は、何としても避けなければなりませんが万が一、国の内外で国家安全保障上の事件やテロ・紛争に巻き込まれ亡くなった方々を弔い心からそのご冥福を祈るアメリカのアーリントンのような如何なる宗教にも束縛されない品格ある国立墓苑が、わが国にも早急に必要です。
日本国民は、当然のこと、世界各国の国賓や日本を訪れる外国人が、如何なる信仰に関係なく自由に参拝し献花できるような自然豊かで美しい場所に静かな国立墓苑を創りましょう。
(独り言:富士山麓の国立墓苑なら埋葬された故人も安らかに眠れるでしょう。 続編を書きましたので 関心のある方は、こちらをご覧ください。) 
by blues_rock | 2013-08-23 23:55 | 社会/歴史/思想 | Comments(0)
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