ブログトップ | ログイン

心の時空

yansue.exblog.jp

a day in my life

金継ぎ工芸会作品展2013

来たる10月11日(金)から14日(祝)までの4日間、私たち金継ぎ工芸会の作品展を佐賀県唐津市(旧唐津銀行 唐津市本町1513-15)で開催しますので、ご関心興味のある方は、ぜひお立ち寄りください。
a0212807_003811.jpg今回開催場所が、唐津なので‘古唐津’‘古伊万里(&初期伊万里)’をメインにご覧いただこうという企画です。
唐津陶芸の歴史は、古く安土桃山時代(4百数十年前)に遡ります。
李氏朝鮮で焼成していた陶器(生活雑器)の影響を受けた陶工たち(渡来した朝鮮陶工も含む)が、唐津周辺の山間(やまあい)に多くの連房式登窯(下の図)を築窯し陶器を焼成しました。
この時代に唐津で作陶された陶器を「古唐津」と呼んでいます。
a0212807_011260.jpg千利休、古田織部など桃山時代の茶人に愛された「古唐津」は、茶の湯の名品として評判になり茶道の世界で「一井戸二楽三唐津」(井戸とは朝鮮井戸茶碗、楽は楽茶碗のこと、楽を萩とする評価もある)とランク付けしていました。
一方「古伊万里」は、鍋島藩お抱えの朝鮮陶工‘李参平’が、有田で磁器を焼成する技術を確立、有田磁器発展の礎(いしずえ)を築きました。 (下写真:有田の人々は朝鮮陶工李参平を陶祖として敬い崇めています。)
a0212807_031537.jpg有田で江戸時代の初期(1610年~1637年の27年間)に焼成された磁器を「初期伊万里」と呼び、これ以降に有田で焼成された磁器を「古伊万里」と呼んで区別しています。
有田の窯で焼成された磁器が、「伊万里」という地名で呼ばれるのは、有田で生産された磁器を伊万里へ運び、伊万里港からヨーロッパへ船積みしていましたので「IMARI(伊万里)」の名前が、窯元の商標になりました。(詳しくはこちらをご覧ください。)
有田で確立された磁器生産技術は、やがて美濃の瀬戸に伝わり、瀬戸でも磁器を大量に焼成し江戸・京都・大阪へ出荷したので瀬戸の名は、一躍有名になりました。
磁器のことを‘セトモノ(瀬戸物)’と呼ぶのは、その時からの名残です。
私たち「金継ぎ工芸会」(こちら)は、古唐津・初期伊万里・古伊万里などの古陶磁にできたワレ・カケ・キズの
a0212807_042210.jpg
大小問わず何んとか修理(金継ぎ)して末永く愛用できるようにしたいと願うメンバーの集まりです。
ぜひ唐津での作品展をご覧いただきご批評を聞かせていただけると光栄です。
by blues_rock | 2013-08-21 23:48 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)