ブログトップ | ログイン

心の時空

yansue.exblog.jp

a day in my life

アーティスト  シネマの世界<第160話>

a0212807_1325629.jpgフランス映画「アーティスト」(2011年、原題:The Artist)は、今まで見たことのない不思議な感覚のユニークな映画です。
監督・脚本のミシェル・アザナヴィシウス(1967~)は、フランスの映画監督・脚本家です。
映画発祥の地フランスの映画人スタッフ(実際はアメリカ人と半々のようです)により、1927年から1932年にかけてのハリウッドを舞台に、映画がサイレントからトーキーに移る時代の流れを‘サイレントと白黒の映像’で描くロマンチック・コメディ映画です。
映画のストーリーは、チャップリン映画を思わせるようなコメディあり、ペーソスあり、ほのかなロマンスありで展開し、往年のハリウッド映画の王道であったハッピィエンディングとなります。
a0212807_13264467.jpg
サイレント映画にこだわり落ちぶれ行く往年の大スタージョージ・ヴァレンティン(ジャン・デュジャルダン 1972~)、彼に憧れる無名の新人女優ペピー・ミラー(ベレニス・ベジョ 1976~アザナヴィシウス監督夫人)は、サイレントからトーキーに映画が、急激に移り変わっていくハリウッドの中で、瞬く間に大スターになり、二人の立場はa0212807_1327792.jpg逆転しました。
大スターになったペピーですが、無名のころ親切にしてくれたジョージのやさしさと恩は、忘れていませんでした。
生活に困窮したジョージが、家財道具を売り払ったとき、ペピーは、密かに買いとりました。
そのことを偶然知ったジョージは、自尊心を傷つけられ廃屋同然の自宅に戻り、拳銃で自殺をしようします。
ジョージが、拳銃の引き金を引こうとした瞬間、ジョージを必死で探していたペピーの運転する車が、ジョージa0212807_1327388.jpgの住むアパート前の街路樹に激突して止まりました。
ジョージのもとに駆けつけたペピーは、傷つけるつもりはなく、ただ助けたかっただけと涙ながらに謝罪しました。
ジョージは、ペピーをしっかり抱きしめました。
ペピーは、ジョージを再度俳優としてスクリーンに復帰させるため、しぶる映画会社の社長(ジョン・グッドマン 1952~)に直談判し、自分のアイデアであるミュージカル映画を提案、社長やプロデューサー、監督の前で、ペアのタップ・ダンスを踊って見せました。
a0212807_13282873.jpg
「アーティスト」で主演したジャン・デュジャルダンが、カンヌ国際映画祭で男優賞を受賞しました。
フランス映画なのに2011年アカデミー賞では、10部門にノミネートされ「作品賞」・「監督賞」・「主演男優賞」・「作曲賞」・「衣装デザイン賞」の5部門で受賞、サイレント映画の作品賞受賞は、アカデミー賞が始まった1927年の第1回アカデミー賞以来2011年作品の「アーティスト」が、2作目でした。
by blues_rock | 2013-05-07 00:22 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)