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心の時空

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a day in my life

竹の秋

私の働く高齢者居宅介護事業所の2階の窓いっぱいに竹林(一番上の写真)が広がります。
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筍の背丈も伸びて、外皮を付けたまま、親林の半分くらいの大きさに伸びました。
親の背丈くらいに育った小学生が、ランドセルを背負って通学しているような微笑ましい感じで、ほんのりとした竹林の景色は、心を和ましてくれます。
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新緑の風が、竹を揺らすと、黄葉した竹の葉は、秋に枯葉が散るようにハラハラと舞い散ります。
それを日本人は、古来より春の季節なのに秋に見立て‘竹の秋’(こちら)と風流な呼び名で言い表しました。
筍が芽吹くと親竹は、なぜ急いで葉を落とすのか‥それは、春が終わり、やがて到来する長い雨の季節(梅雨)
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と台風シーズンを前に、ひ弱な筍が、暴風雨に耐え、折れない力をもつ若竹に育てる必要があるからです。
そのため地下茎で繋がるわが子の成長を促すため親竹は、葉を落として栄養を筍に送るのです。
親竹は、筍が竹になる夏からまた栄養を蓄え始め秋には、新緑の青い葉を茂らせ厳しい冬の季節に備えます。
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これを‘竹の春’と呼びます。
新緑の季節に黄葉する竹林、紅葉の季節に深緑鮮やかな竹の森、四季を逆さに巡る竹の異様もまた美しい日本の景色です。
by blues_rock | 2013-04-29 00:28 | 柏原生活/博多叙景 | Comments(0)