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心の時空

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テルミン(ドキュメンタリー映画)  シネマの世界<第155話>

ドキュメンタリー映画「テルミン」は、世界初の電子楽器誕生にまつわる秘話をドキュメンタリー映像作家のスティーヴン・マーティン監督が、製作した1993年のアメリカ映画です。
a0212807_1151869.jpg電子楽器「テルミン」の生みの親は、天才科学者レオン・レルミン(ソ連出身1896~1993)で、激動の20世紀をソ連とアメリカ両国で時代に翻弄されながら97年の生涯を閉じる最期まで天才として生き抜きました。
電子楽器「テルミン」は、不思議な楽器でコンデンサ(蓄電装置)の入った箱に左右1本ずつ短いアンテナ(1本は右上、1本は左横)があり、箱の上のアンテナの間で、演奏者が、左右の手を宙で動かしながら楽器に手を触れずに演奏する楽器です。
テルミンの音は、反らしたのこぎりをヴァイオリンの弓で弾いた音に似ています。
a0212807_116190.jpg映画の中でテルミン博士は、電子楽器「テルミン」発明のキッカケを「ラジオを弄っていたらノイズが入り、その原因を調べているうちに、段々ノイズを自由に操れるようになりました。」と言っていたのが、印象的でした。
天才テルミンが、1919年に発明した電子楽器「テルミン」に天才アインシュタインも大いに興味を持っていました。
「テルミン」をいち早く音楽に生かしたのが、シンセサイザーの発明者ロバート・モーグ(1934~2005)とビーチ・ボーイスのブライアン・ウィルソン(1942~)の二人の天才でした。
ビーチ・ボーイスを世界的に有名にしたのが、大ヒット曲「グッド・ヴァイブレーション」で演奏にテルミンが使用されています。
ハリウッドのミステリー映画、サスペンス映画、恐怖映画にも音響でテルミンが多く使われました。
テルミン博士は、1928年アメリカに渡り、テルミンの普及に努めますが、1938年KGBにアメリカからソ連へ連れ戻され、失踪したテルミン博士死亡のウワサが流れ忘れa0212807_1163039.jpg去られていました。
その頃、博士は、ソ連のKGB秘密研究所で盗聴器のノイズを除去する開発をしていました。
1967年ソ連国内でテルミン博士の生存が、アメリカのジャーナリストに確認されるとレオン・テルミンの名前は、天才科学者電子楽器の祖として世界的に有名になりました。
(ポスター&上写真2枚:電子楽器テルミンを演奏するレオン・テルミン博士)
by blues_rock | 2013-04-26 00:13 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)