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心の時空

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ニキータとコロンビアーナ  シネマの世界<第135話>

私の好きな映画監督の一人にフランス映画の巨匠リュック・ベッソン監督(1959~)がいます。
a0212807_21533123.jpgベッソン監督作品は、(製作指揮・脚本も含め)結構見ていますが、やはり私の一番お気に入りは「ニキータ」(1990)です。
ベッソン監督が、創り出した女アサシン(暗殺者)の‘ニキータ’は、それまでのスリル&アクション映画の女性主人公にはないクールさとこの手のアクション映画に見られないリアリティがありました。        (写真上・下:アンヌ・パリローの「ニキータ」)
a0212807_2255392.pngアンヌ・パリロー(1960~)は、この映画出演のために主人公の暗殺者ニキータになりきる努力を行ない、長期間のトレーニングにより筋肉質で精悍な身体を作りあげ、銃器類を手際よく扱う訓練も成果を上げていました。
実際、映画の中のニキータには、暗殺する時、冷酷なアサシンとしての雰囲気があり、瞬時の対処能力も‘暗殺のプロフェッショナル’のようでした。
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新作「コロンビアーナ」(2011)では、ベッソン監督は、製作指揮・脚本を担当し、監督をオリヴィエ・メガトン監督(1965~)に任せました。
a0212807_228161.jpgメガトン監督は、ニキータに代わる新しい主人公コロンビアーナ(名はカトレア)を「アバター」(2009)のゾーイ・サルダナ(1978~)に託しメガトン監督のアサシンを演出しました。
映画のストーリーは、コロンビアの麻薬マフィアに両親を目の前で惨殺された少女が、生前父親から自分に万一のことがあったら、シカゴの叔父のところに行くよう指示されていたとおり、a0212807_2292335.jpg利発な彼女は、自分を殺そうと追ってくるマフィアの殺し屋から逃れ、単身シカゴへ向かいました。
子供心にマフィアへの復讐を誓い、暗殺者になる訓練をしたカトレアは、大人になると育ての親である叔父に別れを告げ、両親を殺したマフィア組織の殺し屋たちを一人ひとり暗殺、その死体に‘カトレアの花’の印を残していきました。               (上写真:ゾーイ・サルダナの「コロンビアーナ」)
a0212807_2295735.jpg叔父は、彼女に迫る危険を察知し、殺された両親のことは、もう忘れるようにと彼女を諭しますが、彼女の気持ちは変わりませんでした。
カトレアを匿(かくま)い育てた叔父や祖母もマフィア組織についに惨殺されました。
激しい怒りに燃えるカトレアは、自分のほうから銃器で厳重にガードされたマティアのボス邸に乗り込みました。       (写真上・下:ジャン・レノとナタリー・ポートマンの「レオン」)
a0212807_22104692.jpg映画として「ニキータ」と「コロンビアーナ」を比べると「コロンビアーナ」は、カトレア(ゾーイ・サルダナ)のアクションが、スタイリッシュ過ぎて戦闘の泥臭さがなくリアリティに欠けるように感じました。
当初、リュック・ベッソン監督は、「ニキータ」の続編として1994年作品「レオン」の少女マチルダ(演じたのは当時13才のナタリー・ポートマン)を主役にしたa0212807_22175181.jpg映画「マチルダ」を製作・監督するつもりで脚本を書いたそうです。
しかし、映画「マチルダ」の製作企画の条件が整わず、ベッソン監督は、急きょ脚本を書き変え新作「コロンビアーナ」として製作指揮を執り、自分は監督しないで「ニキータ」・「レオン」の続編と違う映画にしました。
フィリップ・ノイス監督(1950~)の映画「ソルト」(2010、アンジェリーナ・ジョリー、上写真)のようなアクションとスリル満載のスタイリッシュな映画なので楽しめると思います。
by blues_rock | 2013-02-28 21:48 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)