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心の時空

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a day in my life

ずる ‥ 天網恢恢(てんもうかいかい)疎にして漏らさず

日本経済新聞の日曜日朝刊に掲載される書籍評論に時々面白いものがあります。
今週は、「ずる」の行動学について紹介した面白い本(タイトルは失念しました)の書評を見つけました。
傍(はた)から見ていて清廉潔白と思える人も、自分は正直者だと思っている人も「ずる」しない人は、まずいないと本の筆者は、言い切っていました。
これから以降、自らの不徳は全部棚に上げ、私の意見です。
世の中に、ウソやごまかしが、絶えないのは、人の心の奥底にある「ずる」の裾野が、相当広いからだろうと思います。  (写真:九州ロマンチック街道‥能古島から博多の夜明け/昼、博多の街並み/博多の夕暮れ)
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会社人なら、仲間内での飲食費を会社の交際費にツケ回すくらいの「ずる」は、常日頃やっていることでしょう。
郊外から長時間満員電車に揺られ通勤する夫の昼食は、毎日ワンコイン(500円)弁当なのに比べ、妻は仲良しの奥様方と、どこそこの豪華な特製ランチで「ずる」しても、夫へ報告することはありません。
夫は夫で、妻に言えない「ずる」は、時々していると思います。
行動学者の知見によると、ほとんどの人は、大きな不正には、モラルの制御がかかり不正を防止しますが、‘ちょっとしたごまかし’程度の「ずる」では、これくらい平気、バレない、ダレでもやっていると判断するそうです。
ちょっとごまかして「ずる」する人たちは、「ずる」した結果、自分が負うかもしれない信用低下(自己リスク)と
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「ずる」して得る自分の利益(自己メリット)の合理的な判断が、瞬時にできていないそうです。
正直で正しい人ほど自分の欲が、良心に勝った場合、自分に辻褄を合わせるため、‘ちょっとしたごまかし’程度の「ずる」をしてしまいます。
「ずる」に慣れると人は、やがて虚偽・不正に慣れ、社会の不正義に麻痺してしまいます。
どの会社にもある「ずる」防止の倫理規定やコンプライアンス(法令遵守)規則など一般社員にほとんど効果はないそうです。
正直で正しい人の‘ちょっとしたごまかし’程度の「ずる」に警告を発し、「ずる」に端を発する不正の誘惑防止
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対策は、自筆で署名させるのが一番効果的だそうです。
私は、自分が清廉潔白で正直で正しい人間とこれっぽっちも思っていないので多少の「ずる」なら‘車のハンドルの遊び’という考えです。
多少についての計量感覚には、個人差がありますので、その「ずる」の結果は、すべて「自己責任」というのが、私の「ずる」についての基本ルールです。
「天網恢恢(てんもうかいかい)疎にして漏らさず」と言いますから。
by blues_rock | 2013-02-04 00:50 | 柏原生活/博多叙景 | Comments(0)