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裏切りのサーカス  シネマの世界<第123話>

a0212807_0192012.jpg私は、好奇心を満たし感動を与えてくれそうな映画を選んでみますが、中でもサスペンス映画、シリアスな映画、サイコティックな映画は、好きで良く見ます。
とくに国家諜報機関が関わる謀略もの、諜報員(スパイ)を主人公にしたスリルとサスペンス溢れる映画は、迷わず見ますが、一応、監督・俳優は、必ずチェックしています。
2011年イギリス・フランス共同製作映画「裏切りのサーカス」は、シリアスなサスペンス諜報映画ながら上質な秀作映画でした。
英語の原題は、「 ティンカー(鋳掛屋) ・テイラー(仕立屋)・ソルジャー(兵士)・ スパイ(諜報員)」で日本公開のタイトル「裏切りのサーカス」にある‘サーカス’とは「イギリス諜報部(MI6)」のこと、アメリカのCIA、旧ソ連のKGB(現ロシアFSB)、イスラエルのモサドと並ぶ強力な諜報機関(スパイと秘密工作の国家機関)です。(予告編はこちら
原作者は、イギリス諜報部に所属していた元諜報員(スパイ)で小説作家ジョン・ル・カレ(1931~)なので映画のテーマである第二次世界大戦後の東西冷戦下における英・ソ間の諜報活動にリアリティがあります。
a0212807_036878.jpg監督は、スウェーデンのトーマス・アルフレッドソン(1965~、監督・脚本家・編集技師・俳優)、2008年映画「ぼくのエリ~200歳の少女」の監督でドラキュラをテーマに斬新な物語の映画に仕立て上げました。
「裏切りのサーカス」は、東西冷戦下の英国諜報部「サーカス」を舞台に、サーカスに潜り込んだソ連の二重スパイ「もぐら」を突きとめるよう老諜報員スマイリー(ゲイリー・オールドマン)に極秘指令が下され、「もぐら」をあぶり出す心理劇が、緊迫ある映像で展開される物語です。
a0212807_0452385.jpgアルフレッドソン監督の映画手腕は、この映画でも発揮され極上のサスペンス・ドラマに出来上がりました。
「もぐら」疑惑の対象は、組織の幹部4人、暗号名ティンカー(トビー・ジョーンズ)、テイラー(コリン・ファース)、ソルジャー(キーラン・ハインズ)、プアマン(デヴィッド・デンシック)4人の組織幹部です。
サーカスの諜報活動に長年貢献してきた老諜報員スマイルでしたが、「もぐら」の極秘捜査の過程で彼自身もまたベガマン(乞食)という暗号を付けられ極秘捜査の対象になっていたことを知ります。
a0212807_047106.jpg彼は、サーカス内の状況を冷静に分析しながら信頼できるMI6諜報員(トム・ハーディ、マーク・ストロング、ベネディクト・カンバーバッチ)をアジトに集め極秘捜査を始めました。
映画に派手なアクション・シーンはありませんが、イギリスの名優たちの演じる丁々発止の心理ドラマは、最後まで映画に緊迫感をもたせ見応えがありました。
by blues_rock | 2013-01-28 00:10 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)