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心の時空

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a day in my life

魯敏遜という日本人(前編)

子供のころ「十五少年漂流記」(1888年フランス)や「ロビンソン・クルーソー」(1719年イギリス)の冒険小説を読んで未知の世界に胸躍らせていました。
江戸時代(嘉永3年)すでに「ロビンソン・クルーソー」の主人公ロビンソンは‘魯敏遜’という中国人のような名前になり、漂流物語としてオランダ語訳から日本語に翻訳され江戸庶民に読まれていたようです。
魯敏遜日本人とは、私のアイロニー(皮肉)で、世界から孤立した無人島で一人暮らすロビンソン・クルーソーの姿が、広く国を開こうとしない今の閉鎖的な日本社会(日本国)の姿と重なって仕方ありません。
a0212807_1361782.jpg一番シンボリックな‘魯敏遜’現象が、国に電波使用の申請をして認可を受ける携帯電話など通信業界の閉鎖性でしょう。
日本の通信業界は、長い間国際社会から‘ガラパコス(古代地球に棲んだ絶滅種のいる島)’と呼ばれ、日本列島(孤島)でしか使用できない通信道具(携帯電話)を独占的に売ってボロ儲けしてきました。
つまり孤島で競争相手(外敵)のいない日本列島の住民‘魯敏遜’は、国と独占企業が結託して決めたバカ高い携帯通話料金とメール通信料を黙って支払うしか文明の恩恵に有りつけませんでした。
昔、日本電信電話公社(通称、電電公社いまのNTTとdocomo)という自民党利権の独占会社がありました。
その当時、電話を設置するには、電電公社の電話債券を購入しないと電話回線を使用できませんでした。
確か電話回線の敷設料とかなんとかいう名目で公社債を強制購入させられました。
a0212807_1394968.jpgその当時で10万円くらいしたような記憶(相当高額だったような記憶)があり、今でもどの家庭(個人)にも、どの会社(法人)でも、無価値な旧い電話債券が、死蔵されていると思います。
この電話債券(紙に印刷するだけだから原価ゼロと同じ)を強制的に売りつけ集めた巨額資金(マネー)と通信通話の独占権をもとに電電公社は、巨大な利益を得て全国隅々に張り巡らした電話回線網の固定資産を濡れ手に泡(返済しない電話債券)で保有しました。
いまの巨大企業NTTとdocomoは、こうして出来上がりました。
昨年末の衆議院総選挙結果を受けて「自民党の圧勝」という文字が、新聞紙面に躍りますので、それが気になり「自民党の圧勝は間違い、敢えて言うなら一人勝ち」と書くべきと思い前置きを少し長くしました。
「あっそうなの?魯敏遜日本人と何の関係が‥?」なんて言わないで私の戯言(たわごと)を最後まで読んで
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いただけたら光栄です。
私は、「自民党の圧勝」という文字に将来への非常に大きな危険と日本国民の不幸願望を感じています。
有権者が、投票に行かなかった理由は何であれ主権を行使せず、総選挙の投票率が、59.3%と戦後最低であったことは、本質的に「有権者の主権放棄」を意味しています。
小選挙区と比例代表制の選挙制度に欠陥があると批判する人たちも大勢います。
それも確かにありますが、私たちの意思決定システムである選挙制度をどんなに変えようとも欠陥の本質は、日本列島に暮らす有権者の民度(生死に関わる自己責任意識)の低さにあると思います。(後編に続く)
by blues_rock | 2013-01-12 10:41 | 経済/政治/世界 | Comments(0)