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心の時空

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a day in my life

他人事(ひとごと)ではない認知症 ‥ 認知症介護研修会に参加して(前編)

12月19日水曜日の午後、福岡市民福祉(ふくふく)プラザで開催された「認知症の実態とその支援」を研修テーマにした福岡市の認知症介護研修会に‘明日はわが身’と思い参加しました。
講師は、九州大学大学院で精神病態医学が専門の小原知之助教授でした。
私の推察では、40代の若い先生でしたが、多くの認知症患者を診察されているようで、認知症疾患の実態とその支援方法について、私のようなシロウトにも分かりやすく、いろいろな認知症状の事例を上げながら、時には、ユーモアもまじえた丁寧なお話でした。
これから間違いなく日本社会に急増する認知症高齢者(私たちのまわりに居られる多くの高齢者)を正しく理解するために、シロウトの私が理解できた“認知症のこと”を独り占めするのは申しわけないので、認知症に関心のある方にお裾分けしたいと思います。           (下写真 : うきはの棚田 九州ロマンチック街道)
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小原助教授は、講演の冒頭、日ごろ認知症患者と接しておられる現場の実感から、厚生労働省(以下国)が8月に公表した「認知症患者数305万人」について「少ないと思う、推定400万人はいる」と国の実態把握と見通しの甘さを指摘していました。
シロウトの私でさえ「500万人は超えているだろう」と思うのに‥国の予想推定は、13年後の2025年で470万人だとか、こんな低レベルの厚生労働省の能力で日本国民の健康を守れるのでしょうか?
私は、以前「認知症は脳の病気」と拙ブログに書きましたが、ほとんどの方々は、認知症=高齢者(老人)の病気と思いこんでおられるように思います。
脳もカラダの一部なので、年をとるに従い体力・筋力・内臓力が衰えるように、脳力(細胞・機能)もまた確実に衰えていきます。                      (下写真 : 筑後平野の里山 九州ロマンチック街道)
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小原助教授は、個人差はあるものの40代にもなると「アミロイドβというタンパクの異常凝集やタンパクの蓄積が始まり、認知症発症要因(認知症リスク)は高くなる」と言っておられました。
これを医学の専門用語で、認知症発症の‘アミロイドβタンパク仮説’と呼ぶそうです。
認知症発症のリスクは、若い人たちも他人事(ひとごと)ではなく‘明日はわが身’つまり自分のことと思っておいて準備しておいたほうが良いでしょう。
認知症は、ある日突然発症する病気ではなく、認知症発症の要因は、40代くらいからすでに始まり、ゆっくり進行していく病気と考えておくと発症予防対策や軽度の段階で進行を阻止する治療方法もあるでしょう。
将来、認知症と診断されても慌てることもなく、たとえ認知症と診断されても人生の終わりではなく、人生は続いていくので認知症の正しい知識を学び、発症を予防し、やがて来るかもしれないその日のために、きちんと病気と向き合う訓練を行ない、その対処方法を承知してさえおけば、本人・家族の気持ちが追い詰められることはないと思います。(後編へ続く
by blues_rock | 2012-12-21 00:53 | 高齢者介護(認知症) | Comments(0)