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心の時空

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美しき棘(とげ)  シネマの世界<第114話>

2011年のフランス映画祭で上映された「美しき棘(原題Belle épine)」は、女性監督レベッカ・ズロトヴスキ(年齢不詳ながら若く美人の監督)の長編映画処女作です。
a0212807_14304870.jpgレア・セドゥ(1985~)の美しい表情、とくに憂いを含んだ目の表情と映画の中で時々サラリと見せる彼女の美しいヌードを堪能するだけで映画のストーリーは、あまり深追いしないほうが、良いでしょう。
「美しき棘」のタイトルは、フランス語原題の‘Belle épine’の直訳で、主人公である美しい少女が、最愛の母を失くした内面の心の動き‥棘は、悲痛や不安、孤独や苛立ちを表わす詩的な意味(バラの棘にふれた時の痛みと流れる血の象徴)であり、またフランスの隠語(若者のスラング)で「épine」は男性器を表わすとか、これをダブルミーニングのタイトルにしたところに女性監督レベッカ・ズロトヴスキのセンスを感じました。
映画の中で主人公の少女(レア・セドゥ)は、内面の複雑な感情を抑え顔に出さず無表情な仏頂面ですが、「ウインターズ・ボーン」(2011)の主人公の少女と同様になかなか魅力的でした。
映画のラスト、泣かなかった少女が、涙を流し感情を顕わにするシーンは、この映画のポイントなのでこれから見られる方のために触れないでおきます。
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2011年のフランス映画祭上映作品でもう一本、女性監督セリーヌ・シアマの「トムボーイ」にも期待していましたが、まだ見ていないので後日感想を書きたいと思います。
by blues_rock | 2012-12-16 18:54 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)