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心の時空

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a day in my life

恋は自己中心で非常識

先日ポータル・サイトのコラムにあった‘恋愛の常識’という記事の見出しに目が留まりました。
どれどれと読んで見ると‘恋愛に常識を期待してはいけない’という内容でしたので安心しました。
「恋(恋愛)は非常識」というのが、私が人生から学んだ人生訓です。
a0212807_211556100.jpg芥川龍之介だったか太宰治だったか‥どちらか忘れましたが、その言葉に「恋に狂うという表現は、間違いである。恋には、すでに狂うという意味を持っている。」とあったことを記憶しています。
ホモサピエンス(人間)の場合、恋(恋愛)が、相思相愛で順風満帆なら恋融合エネルギー(発情フェロモンによる性衝動効果)の出力が、最大となり創造力エンジン全開、行動が活発になり、すぐれた絵画・彫刻・音楽・詩・文学・映画など多種多様な‘芸術’作品(あるいは子孫)を誕生させるパワーになります。
私たちは、女であれ男であれ、他者(ライバル)との厳しい生存競争の中で暮らして(生きて)います。
自然界の生存競争は、まさしく弱肉強食の世界です。
いかなる種でも個体でも生き残るためには、優勝劣敗の原理に曝され自然淘汰されていきます。
しかし、決して強い者が、生き残れるわけではなく、ダーウィンの進化論のとおり“適者生存”‥弱者でも厳しい環境に順応できた種(と個体)だけが、現世(地球上)に生存できます。
ホモサピエンス(人間)も含め生物の種は、“利己的遺伝子”の乗り物であると論破する学者もいます。
a0212807_21162374.jpgつまり人間は、DNA(個の遺伝子)をコピーし残すための乗り物(道具)であり、DNAは“自個”のコピーを残すためなら手段は選ばないと解説していました。
インドの猿ハヌマンラングール(上写真)やタンザニアのライオン(左写真)の雄(オス)は、多くの雌(メス)のいるハーレムを乗っ取ると、すぐに前のボスの遺伝子(DNA)をもつ子供をことごとく殺してしまいます。
雌(母親)は、必死で子供を守ろうとしますが、個体の大きい強い雄に敵うはずもありません。
a0212807_2117850.jpg子を失った母親(雌)は、授乳などの子育て行為がなくなると生殖ホルモン(発情ホルモン)を分泌するようになり、わが子を殺した新しいボス(雄)の求愛を受け入れ交尾、わが子を殺した雄の子を産み育てるのが、ハヌマンラングールやライオンの種の掟(ルール)です。
利己的遺伝子のなせる業、これこそ“エゴイズムの極致”です。
コラム‘恋愛の常識’の最後に、恋愛をする女であれ、男であれ、お互い相手の行動を束縛したり、相手の自由に干渉したり、お互いの言動の些細なことへの嫉妬心や猜疑心は、DNAのワナ、‘恋愛に常識を期待してはいけない’と戒(いまし)め、すでに心狂わせた恋(恋愛)に、社会の一般常識を求め大騒ぎするなど愚かなことと書いていました。
利己的遺伝子の乗り物である人間の恋(恋愛)は、社会の一般常識で測れないもの‥恋(恋愛)は、つねに自己中心で非常識なものだから、どんな恋(恋愛)の結果になろうとも驚くことも悲しむこともないでしょう。
by blues_rock | 2012-12-13 00:15 | 人生/愛(Love) | Comments(0)