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心の時空

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a day in my life

驕れる者久しからず ~ 中国の行方

a0212807_0315690.jpg祇園精舎の鐘の声    諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色    盛者必衰の理を現す
驕れる者久しからず    ただ春の世の夢のごとし
猛き者も遂には滅びぬ   偏に風の前の塵に同じ
「平家物語」は、鎌倉時代(1200年代)に生まれ、琵琶法師によって謡い継がれてきた‘一大叙事詩’です。
モスクワ発のメルマガ「ロシア政治経済ジャーナル(2012年12月2日号)」を読んでいたら平家物語の「驕れる者久しからず」を思い出しました。
記事は、中国共産党の一党独裁体制が、軋み始め崩壊に向かっていると具体的な事例をあげて書いていました。
内容を要約すると中国は、日本に対し尖閣諸島・沖縄の領有権、ベトナム・フィリピンとも領有権紛争があり、ロシアに対しても「ハバロフスク、ウラジオストックのみならず極東すべて中国領」と主張しています。
調子にのった中国は、アメリカに対しハワイの領有権を主張したとクリントン国務長官が明かしました。
クリントン米国務長官が、11月29日ワシントン市内で講演した時の質疑応答で、過去に南シナ海の領有権問題を中国と協議した際、中国が「ハワイ(の領有権)を主張することもできる」と発言、クリントン長官は「やってみてください。われわれは仲裁機関で領有権を証明する。これこそあなた方に求める対応だ。」と応じたそうです。
協議の時期や詳細には、言及していませんが、東アジアサミット前後のやりとりの可能性もあり、仲裁機関は、a0212807_0362329.jpg国際司法裁判所(ICJ)を指していると推察します。
中国は、いままで“鄧小平の改革・解放”の教えをよく守り、現実的な国際外交を展開して来ましたが、国家の上に共産党があるとする中国の一党独裁体制の耐用年数に不具合が発生し、13億人の国家体制の歪(ひず)みと綻(ほころ)びも目立ち、ボロが出始めました。
アメリカは、日本・ベトナム・フィリピンと中国の領土問題では中立とし他人事でしたが、中国の増長した「ハワイは中国領」発言のあと、アメリカで「日本を守れ!」という政治的な動きが、一気に活発化しました。
毎日新聞サイト 12月1日(土)10時38分(ワシントン発)によると「アメリカ上院は、11月29日の本会議で、a0212807_0503531.jpg2013会計年度(2012年10月~2013年9月)の国防権限法案に、沖縄・尖閣諸島が、日米安全保障条約5条の適用範囲であることを盛り込む修正条項を全会一致で採択した。条項は、尖閣諸島が日本の行政権の下にあるという米国の認識が、第三国による一方的な行動で変更されることはない。と明言し、中国を牽制。米国は、日本の行政権の及ぶ領域が侵略された場合は、日米安保条約5条の条約上の義務を持つことを再確認する。と表明し尖閣諸島が、安保条約の適用範囲であることを上院の判断として明確にした。」とあります。
さらに、時事通信 12月1日(土)15時10分配信(ワシントン時事)では、「アーミテージ元米国務副長官は30日a0212807_0515352.jpgまでにウォール・ストリート・ジャーナル紙のインタビューに応じ沖縄県・尖閣諸島をめぐる日中の対立に関し、米国は日米安保条約に基づき同諸島の防衛義務を負っていると明言、同盟国が侵略や威嚇を受けた場合米国は中立ではないと語った。」と伝えています。
中国は、驕り昂ぶり猛々しい外交で、日本・ベトナム・フィリピン、さらにロシア・アメリカ・インド(カシミール・チベット)等々と対決するつもりなのでしょうか?
モスクワ在住のロシア政治経済ジャーナル主によるとロシア政府高官から「中国は、極東地域にどんどん人民を送り込んで実効支配しようとしています。お互い大変ですが一致団結してがんばりましょう。」とエールを送られたとか、このところプーチンロシア大統領の日本向け発言が、何かと多いのは、こんな地政学的な事情によることも私たち日本国民は、知っておく必要があります。(参考:墓穴を掘る中国
筑前琵琶を聴きながら「平家物語」(こちら)を堪能していただけたら光栄です。
by blues_rock | 2012-12-03 01:15 | 社会/歴史/思想 | Comments(0)