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心の時空

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気狂いピエロ  シネマの世界<第105話>

フランス・ヌーヴェルヴァーグの鬼才ジャン=リュック・ゴダール監督が、1965年に撮った映画「気狂いピエロ」は、今見ても斬新な作品です。
a0212807_21254067.jpgゴダール監督については、先日の「シネマの世界‥勝手にしやがれ」で書きましたのでここでは省略します。
ゴダール監督の作品には、才気(センス)が溢れており、ゴダ―ル映画の普遍を感じます。
映画製作の年代・時代に関わらず、映画は基本的に“監督・シナリオ・俳優”この三つで決まるというのが、私の考えです。
この三つを基本にあとは監督の才気(センス)が、撮影(美術・映像)・編集・音楽に及んでおれば、その監督の映画は、間違いなく‘名画’となるでしょう。
映画のストーリーは、‘気狂いピエロ’と呼ばれる少し無頼で虚無的な男(ジャン・ポール・ベルモント)の短い人生のドラマです。
彼は、金持ちの妻との平凡な生活に倦怠感を覚え、退屈なパリの暮らしに飽きていました。
ある夜、彼は、昔付き合っていた女(アンナ・カリーナ)に偶然出会いました。
翌朝、彼は、彼女の部屋で首をハサミで刺され死んでいる見知らぬ男の死体を見つけました。
彼女は、一向に気にする風でもなく、鼻歌を唄いながら朝食を作っていました。
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彼は、彼女から何があったかの説明も受けないまま一緒にパリを逃げ出し南仏へ向かいました。
無一文の二人は、破れかぶれの強盗をしながら、能天気な旅を続けました。
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行き着いた海岸で気ままな生活を楽しんでいた彼でしたが、彼女は、そんな片田舎の退屈な生活に辟易しストレスを感じていました。
a0212807_2129537.jpgある日、街に出た彼女は、旧知の小柄な男に出会いハサミで刺し殺しました。
彼は、殺された小柄な男の仲間たちに捕まり、彼女の居所を言えと拷問されました。
彼女は、密輸組織の5万ドルを持ち逃げしていました。
やっと彼女を捜し出すと、彼女は何事もなかったかのように密輸組織のボスの愛人になっていました。
a0212807_2130976.jpg彼女の裏切りに気付いた彼は、絶望しボスと彼女をピストルで撃ち殺しました。
そして、大量のダイナマイトを頭部に巻きつけ導火線に火を付けました。
次の瞬間、彼は我に返り、火を消そうと導火線に手を伸ばしますが、ダイナマイトは大爆発を起こしました。
爆発したダイナマイトの火煙が、青い海をのぞむ岬から立ち昇りました。
a0212807_21325810.jpg映画劇中の会話(セリフ)には、詩の朗読をしているようなシーンが多く、さらにミュージカルを思わせるようなシーンもあり、映像の鮮やかさと併せてヌーヴェルヴァーグの象徴のような映画「気狂いピエロ」が、従来にはない斬新な映画として若者の間で大ヒットしたのは当然のことでした。
by blues_rock | 2012-11-13 00:16 | 映画(シネマの世界) | Comments(1)
Commented by インテリアデザイナー安土 at 2012-11-24 02:46 x
アンナ カリーナは 好きなんですよ!男と女のいる舗道… 好きですね~ ゴダールの パリですね! ゴダールはスイスらしいですね~ パリ帰りの アンナカリーナに にてる キューレーターが 話して ましたよ。 Facebook始めましたよ。 http://m.facebook.com/home.php?ref=wizard&guid=ON&_rdr 暇なとき見てください。