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心の時空

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a day in my life

イヤでも東アジアの日本国(前)

11月4日(日)日本経済新聞2面のコラム「風見鶏」に‘わが意を得たり’という記事があり、この記事に私の意見を書き加え「イヤでも東アジアの日本国」という拙論を述べたいと思います。
全世界のアメリカ軍を指揮する国防総省(下写真)にアンドリュー・マーシャル(91)という軍事戦略家がいます。
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彼は、常時世界の動向と情勢を分析しながら、アメリカの超長期戦略を練り、国際政治・外交の表舞台に一切姿を現さず、1973年から国家戦略立案の中心的役割を担い、現在もなお活躍中です。
彼の洞察力は、鋭く未だ余人をもって代えがたい存在なのだだそうです。
a0212807_143386.gif早くからソ連の弱点を見抜き、ソ連の経済を疲弊させ、まずソ連の軍事支配下にあった東欧諸国を崩壊させ、ソ連と言う国家を消滅させました。
いま彼は、大勢のスタッフと一緒に中国の弱点を用意周到に捜しながら、超長期の中国戦略を思考策定中です。(上地図:世界の半分を支配した共産主義覇権国家も69年の寿命でした。)
中国は、いま南シナ海諸島の帰属をめぐり強硬な態度で東アジアの周辺国に接しています。
尖閣諸島をめぐる日本への強硬な態度は、中国の拡張路線ではなく国内の不安定な状況に原因があります。
a0212807_14344359.jpg5年に一度行われる北京の権力移行もスムーズに進んでいません。
中国共産党政治局内の「太子党」対「共青団」の対立も深刻で、国策をめぐり「太子党=鄧小平路線の進化」にするか、「共青団=毛沢東路線の回帰」にするか、の権力闘争が、北京で行なわれています。(上写真:尖閣諸島で国境警備中の海上保安庁巡視船、上)
中国は、一党独裁の政治と改革開放の経済という二律背反する矛盾を抱え、その矛盾を13億の人民に隠すことができなくなりました。   (下写真:反日デモという名のもとに行われた日系スーパー店舗の破壊と略奪)
a0212807_14382560.jpg中国共産党は、人民の求める「民主化」と「言論の自由」に対し、民主化運動のリーダーや活動家を弾圧(拘束・投獄)、インターネットのサイトは、当局が検閲してサイトの閲覧を禁止(即時削除)しています。
貧富の格差も先進国の比ではなく、圧倒的多数である低所得層人民の不満は、高まるばかりで社会不安の要因になっています。
このところの日本への執拗な強硬態度も中国共産党内部の混乱と脆弱さの表れです。
どの国の政府も国内に問題をかかえると無理やり‘外敵’を作り、愛国心を煽ります。
そして幼稚な意識と民度レベルの低い国民が、傲慢で卑劣な権力者の都合のままに金切り声をあげ大声でわめきながら過激な騒動に走ります。(続く
by blues_rock | 2012-11-08 00:25 | 社会/歴史/思想 | Comments(0)