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心の時空

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a day in my life

能力と資質

このごろ‘能力’という言葉のもつ意味が、やっと分かってきたように思います。
人は、よく他人を評価するとき、能力があるとか、能力がないとか口にします。
また、能力のありそうな人を指して私たちは‘あいつはキレ者だ’とか‘あの人はアタマがいい’とか、普段の社交で言います。
人は、他の人から(家族・友人含み)自分に‘能力’がないように言われること思われることを嫌います。
‘能力’と併せ‘資質’についても、資質があるとか、資質がないとか、やはり人は他の人を評価します。
‘能力’と‘資質’の違いは、何でしょうか?
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資質の一つが能力で、他に二つ‘気力と体力’が、兼ね備わっていないと資質は、成り立ちません。
絵の好きな子供が、いるとします。
その子が、描いた絵を見て、大人(学校の先生や両親など)が、その子の絵画能力(センス)を認めても、その子が、将来画家として成功するかどうか、ダレにも分かりません。
能力(才能)があっても、その子に、芸術(絵画)への燃えるような情熱(気力)と生涯を通して絵を描き続けるだけの体力(生活力)を併せ持たないことには、画家になれるものではありません。
他のダレにも負けない気力・体力は、あっても、絵を表現する能力(才能・センス)がなければ、画家としての資質に恵まれていると言えないでしょう。(趣味で好きな絵を描くのには、何の問題もなく、支障もありません。)
能力と資質_a0212807_23272442.jpg
音楽もまったく同じことが言えると思います。
私のことで言えば、音楽のない生活は考えられず、夜も日もなく自分の聴きたいときに聴きたい音楽が、そばにないとイライラして心鎮まらず落ち着きません。
私は、音楽を愛する気力(気持ち)と音楽を聴き続ける体力は、人並み以上と自負していますが、音楽に対する能力(才能・センス)となると、からっきしダメで、楽器はせいぜいタンバリンかカスタネット程度の打楽器しかできません。
私に音楽の能力(才能・センス)はなく、残る気力と体力は、もっぱら音楽を聴くために使っています。
能力と資質_a0212807_23422491.jpg
しかし、能力の能はなくとも、音楽に対する独断と偏見に満ちた“能書き”は、家族や友だち、まわりの人たちを閉口させてきました。
ロック&ブルース・ギターのことについて弾けもしないのに話し始めたらもう止まりません。
私と一緒の酒宴で、ロック&ブルースの話題は禁物、夜を明かすことになります。
ビートルズを語り始めたら三日三晩‥要するに自分の精神世界は、‘好きか嫌いか ’それだけのこと、絵画も
音楽も芸術一切は、「自分の好み」が、すべてです。
by blues_rock | 2012-10-20 00:10 | 柏原生活/博多叙景 | Comments(1)
Commented by J-マッチ at 2012-10-20 17:01 x
いつもブロの写真を紹介してくださってありがとうございす。

下の彼岸花の写真は、どれも素晴らしいですね。
感性だけでなく、技術力もかなりのものだと思います。

おつしゃる通り物事は才能だけでなく、気力と体力’が、兼ね備わっていないと資質は、成り立ちませんね。
僕は風景写真を撮るようになってから、気象学や動植物の生態などについても勉強する必要に迫られました。

そろそろ久住の紅葉が頂上から中腹まで降りてきたようなので、来週末は久住へ行ってきます。
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by blues_rock