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心の時空

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地球温暖化は領土を奪う(前編)

地球温暖化は領土を奪う(前編)_a0212807_2117166.jpg近未来の地球では、地球温暖化により大陸が、水没し生き残った人々は、海上で暮らしていました。
生き残るために必要な「水と食料」を命がけで争奪し合う世界が「ウォーター・ワールド」というSF映画(1995)にありました。
映画を見た当時、まさか!それはないだろう、と思いましたが、最近の地球温暖化現象の現実を目のあたりしていると絵空事ではないのではないかと思うようになりました。
地球が、誕生したのが46億年前、誕生から14億年くらい経った32億年前の原始の地球に、光合成をする藍藻(シアノバクテリア)が、出現し活動を始めました。
地球温暖化は領土を奪う(前編)_a0212807_21285160.jpg藍藻の光合成は、原始地球の大気に充満していた二酸化炭素(CO2)を吸収し、酸素(O)を生成、地球に酸素を供給しました。
やがて酸素は、太古の海の中で生物を多様化させ、種を分化し、生物は、有機物として炭素(C)を固定しました。
人類数万年の時間では想像できないくらい長い時間かけ、有機物の過剰な炭素(C)は、化石燃料化して地球の地下深く蓄積されました。
これが、化石燃料「石炭・石油・天然ガス」の源泉です。
地球の地下にある化石燃料を人類は、快適と利益(エネルギー&マネー)のために、地下資源の持ち主である地球温暖化は領土を奪う(前編)_a0212807_21315541.jpg地球の都合など、まったくお構いなしに一方的に略奪、時には人類共喰いの戦争をして貪欲に収奪しながら浪費してきました。
そして現在、そんな人類の横暴に対する地球の復讐が、始まりました。
地下深く有機体化石の中に眠っていた原始地球の二酸化炭素(CO2)が、人間の手で大気中に排出され、地球の大気は、また二酸化炭素(CO2)が充満していたころの原始地球に先祖がえりを始めました。
大気中のCO2による温室効果で地球が暖まり、上昇した海の水温は、北極の氷山や南極の氷塊、永久凍土の地球温暖化は領土を奪う(前編)_a0212807_21344321.jpg氷・積雪をゆっくり融かしています。
融け出した氷は、海に流れ海面を上昇させ陸地を奪い、領土や農耕地を減少させます。
高山にある氷山・氷塊・雪も解け、地球の貴重な淡水の減少に拍車がかかります。(深刻な水不足、こちら
地球温暖化による気候変動は、陸地を高温にし、土地の水分を蒸発させ、食料生産のため農耕地は、砂漠に変わり、現在世界の穀倉地帯の干ばつは、常態化しています。(食料不足、こちら
ウダウダと不安心理を煽っても、何の解決にもなりませんので、私たちに都合の悪い真実は、これで止めにした地球温暖化は領土を奪う(前編)_a0212807_21394941.jpgいと思います。
人類の子孫が、「ウォーター・ワールド」に棲まなくて良いよう‘三人寄れば文殊の知恵’の例えどおり、地球に住まう私たち一人ひとり皆なの問題として知恵を出し合い真剣に解決策を考えようではありませんか?
さて、国は、10月1日から‘地球温暖化対策税’を導入致しました。
化石燃料に課税して、化石燃料の使用を抑制しようというものです。
‘地球温暖化対策税’の税収は、地球温暖化防止対策の予算にする目的税ですが、政府・財務省をしっかり監視しておかないと何に使われるか分かったものではありません。
後編につづく)
by blues_rock | 2012-10-13 00:12 | 自然/農耕/食料 | Comments(0)
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