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心の時空

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最強のふたり  シネマの世界<第87話>

フランスで3人に1人は見たといわれるメガヒット映画「最強のふたり」が、いまTOHOシネマズ天神ソラリア館で上映中なので見に行きました。(予告編:こちら
a0212807_2118344.jpg2011年のフランス映画で若手映画人エリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュの共同脚本・監督作品です。
実話をもとに書かれた脚本で、とにかく話がおもしろく愉快、クスクス笑い、そして心暖まる映画でした。
「最強のふたり」の魅力は、何と言っても映画の中にフランス文化の特質で特徴の“エスプリ”が、随所で見られ、主人公ふたりのユーモアも実に洒脱です。
フランス語の原題は「Intouchables」、日本語に直訳すると「触れ合えない人たち」といった意味です。
a0212807_21192745.jpgトレダノ&ナカシュ両監督コンビの映画センスの良さと演出の冴えに加え、主演した二人の俳優が、実にすばらしいレアリテ(存在感)を見せます。
2011年暮れの東京国際映画祭で「最強のふたり」は、グランプリを受賞し主演した二人には、最優秀男優賞が贈られました。
映画のストーリーは、パラグライダー事故で首から下が完全に麻痺してしまった大富豪のフィリップ(フランソワ・クリュゼ)と彼の介助役として雇われたスラム出身で失業者の黒人青年ドリス(オマール・シー)との出会いから、次第に二人が、深い‘友情’の絆で結ばれるまでの物語です。
映画は、エピローグ(終章)のクライマックス・シーンから始まりプロローグ(序章)シーンへ移り物語がスタートします。
フィリップとドリスは、白人と黒人、大富豪と貧乏人、障害者と健常者、さらに趣味も真逆で、音楽はクラシックを愛するフィリップとファンキー・ソウルが好きなドリス、高級スーツのフィリップといつもスウェットのドリス、詩を朗読し文学の話題が好きなフィリップと下ネタ冗談ばかり言うドリスと、どこをどう取っても本来なら触れ合うどころかお互い知り合うはずもない二人でした。
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フィリップの介助人募集に数多くの応募があり、面接でドリスだけは採用されることを望まず、生活保護申請に必要な不採用書類に早くサインして欲しいと懇願するドリスにフィリップは興味を持ちました。
a0212807_21291425.jpgドリスを採用すると言うフィリップに彼の秘書や雇用人たちは、大いに困惑しますが、フィリップは「どうせ長続きしないだろう。」と彼らに伝えました。
労働条件の良さにドリスは、住み込みで働き始めますが、フィリップを障害者扱いせず、いつもお気楽でマイペースな介助をします。
二人は、お互い冗談を言いふざけ合いながらも、決して相手の心を傷つけることは言いませんでした。
a0212807_21245650.jpgお互いが、抱える厄介で深刻な個人的な問題にも、いつもユーモアを忘れず二人は助け合うようになりました。
この映画は、一人で見に行かず、できればダレかと一緒にご覧ください。
ハッピーになること請け合いです。
by blues_rock | 2012-09-18 00:14 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)