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心の時空

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ビートルズ50周年メモリアル ‥ 第8夜「ラバー・ソウル(1965)」

「ラバー・ソウル」は、1965年12月にリリースされたビートルズ6作目のオリジナル・アルバムです。
このアルバムは、ビートルズにとって、それまでのマージービート・バンド(ロックンロール・バンド)から‘ビートルズ・サウンド’と称されるプログレッシブ(前衛的)でオリジナリティ溢れるロックへ変化したロック・ミュージックの歴史において記念すべきアルバムです。
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ビートルズとプロデューサーのジョージ・マーティンは、それまでのロックンロール・バンドから脱皮しようとしていました。
このアルバム「ラバー・ソウル」に収録された14曲にカヴァー曲はなく、すべてビートルズの曲で4人が、音楽的個性を発揮しながらも自分を抑えバンド(ザ・ビートルズ)として一つにまとまろうとした‘バンドとしてのビートルズ最後のアルバム’と思います。
a0212807_131872.jpgロックに民族音楽とその楽器や鍵盤楽器(ピアノやキーボードなど)を取り入れ、録音もテープの速度を下げたり上げたりしながら実験しています。
「ノルウェーの森」ではインドの弦楽器シタールを、「ミッシェル」・「ガール」では、ギリシャっぽいギター演奏を、「イン・マイ・ライフ」では、ハープシコード風な音(録音の時スローでミックスでは普通のスピード)にしたピアノで収録しています。
「ひとりぼっちのあいつ(Nowhere Man)」や「ノルウェーの森」・「イン・マイ・ライフ」などジョン・レノン作詞の心象的な詩で分かるようにアメリカで出会ったボブ・ディランやドラッグの影響も感じられます。
アルバム・ジャケットも実験的な工夫が、見てとれます。
a0212807_13233041.jpg旧知の写真家ロバート・フリーマンが、撮影した写真をスライドにしてアルバム・ジャケットのイメージを4人に見せたところ、ボール紙が少し反り、スライドの写真は歪んで映っていました。
これを見た4人は、興奮し大喜び‥アルバム名も当時ローリング・ストーンズがアメリカの音楽評論家から「プラスティック・ソウル(ニセの黒人音楽)」とケチ付けられていたことに対し、ポール・マッカートニーが「じゃ、オレたち、さしずめラバー・ソウル(ゴム製の黒人音楽)だね」とジョークで言ったのを、そのままアルバム名にしたのだとか、それが、ロック史における記念碑的アルバムになるのだから、さすが天才ビートルズです。
「ラバー・ソウル」は、ビルボードのアルバム・チャートで6週間第1位、キャッシュボックスでは7週間第1位を記録しました。
by blues_rock | 2012-09-11 00:08 | ビートルズ(Beatles) | Comments(0)