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心の時空

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瞳の奥の秘密  シネマの世界<第84話>

アルゼンチン映画の名匠フアン・ホセ・カンパネラ監督の2009年映画「瞳の奥の秘密」は、まさしく瞳の表情(目の動き)に重要な意味がある映画でした。
a0212807_23221248.jpgサスペンス映画なので、瞳の表情(目の動き)をアップで撮った映像(カット)は、映画の各シーンにセリフ以上の効果を出しています。
カンパネラ監督の映画「瞳の奥の秘密」へのこだわりは、この映画の監督・脚本・編集・製作を一人で担当していることからも窺えます。
ミヒャエル・ハネケ監督の名作「白いリボン」(2009)とアカデミー賞外国語映画賞を競(きそ)い、「瞳の奥の秘密」(製作スペイン・アルゼンチン)が、同賞を受賞しました。
2009年アルゼンチンで「瞳の奥の秘密」が、公開されると歴史的な大ヒットとなりました。
アルゼンチンの映画アカデミー賞a0212807_23243496.jpgでは、13部門で受賞するという記録を作りました。
カンパネラ監督映画の常連俳優で主演したリカルド・ダリン(検事補佐役)の目の表情、主演女優ソレダ・ビジャミル(検事役)の眼の動き、助演したギレルモ・フランチェラ(検事補佐の相棒)の緻密な演技、偏執狂殺人犯の実在感など名演技者ぞろいで上質な映画でした。
a0212807_23253270.jpg映画のストーリーは、ブエノスアイレス(アルゼンチン)の裁判所に検事補佐として長年働き退職した主人公が、25年前に自分の担当した変質者によるレイプ殺人事件の顛末を小説にしたいと元上司で恋人でもあった女性検事に会いに行くところから始まります。
a0212807_23331931.jpg偏執狂によるレイプ殺人事件は、当時三人の捜査努力で犯人はすぐに逮捕され、裁判の判決は、死刑でした。
しかし1974年当時の腐敗したアルゼンチン大統領は、彼を「反政府ゲリラの情報提供者」として特赦し、犯人は釈放されました。
さらに犯人は、大統領の護衛隊員となり、三人を威圧するようになり、わがもの顔で振る舞うようになりました。
そうした矢先、検事補佐の自宅にいた彼の相棒が、何者かに惨殺されました。
これから先のストーリーと結末は、まだ映画を見ていない方のためにナイショにいたします。
重厚な心理劇としても見応えがあり、サスペンス映画の好きな方にお薦めいたします。
by blues_rock | 2012-09-07 00:19 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)