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心の時空

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a day in my life

原子力発電所(Ⅰ) ‥もっと皆なで考えよう

東日本大地震の大津波による東京電力福島原子力発電所の原子炉破損事故で放射能汚染の被害を受けた人たちや長く反核運動に取り組んできた人たちを中心に原発反対、脱原発運動が、活発になっています。
今夜から4夜連続で「原子力問題」について、私の個人的な意見を勝手気ままに書きますので、皆様方のご意見、ご批判(感情的なものは勘弁してください)、間違いのご指摘などアドバイスをいただければ光栄です。
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さて、昨年8月22日の拙ブログ「Nuclear‥核それとも原子力」で、すでに私見を書きましたが、原子力は人類が手に入れたばかりの“魔法の杖”で、人類にとって未知の領域です。
原子力の誕生は、1895年にレントゲンが、X線(放射能)を発見したことに始まります。
1905年アインシュタインが、原子力エネルギーの特殊相対性理論を発表し、1938年オットー・ハーンによって原子力エネルギー(核分裂)が、証明されました。
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原子力(放射能X線)の発見から、わずか100年‥いま医学・医療分野で、X線を被曝すると危険だからレントゲン写真は使わないという医者がおられたら、お目にかかりたいものです。
人類が、ボノボ・チンパンジーから変異し分化したのが、600万年~700万年前、160万年前に人類は、火の使用を憶えたことで食物連鎖の頂点に立ち、急激にその種と生存数を増やしながら今に進化しました。
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火は、物質が燃焼するとき水質・土壌・大気を汚染しますが、いま「脱火力・反火力」を唱える人は、世界中捜して一人もいないでしょう。(上写真:火=炎のプラズマが熱エネルギーを放出している様子)
炎とは、可燃物質の燃焼で発生した気体が、イオン化してプラズマ(電離した気体)となり、熱エネルギーを生じている状態を言い、核燃料(ウラン・プルトニウム・トリウム)で一瞬のうちに巨大な熱プラズマ(炎)を発生させる技術を核融合と呼びます。
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古代の人類は、「火」を光の象徴として畏敬し、そして「火」を崇め、原始宗教(ゾロアスター教=拝火教)として信仰していました。
さて、先日の新聞によると、国の原発意識調査で9割の国民が、‘脱原発’に賛成だとか、現在(いま)の放射能に対する感情的な忌避反応からすると‘さもありなん’と思います。
a0212807_10433617.jpg私は、脱原発に賛成ではありませんが、何が何でも原発推進論者でもありません。
ん?あなたは、原発反対なの?賛成なの?と問い詰められそうですが、「原子力の研究と維持」まで否定するような反原発原理主義者を支持する気持ちは、毛頭ありません。
原子力が、誕生して人類の歴史に占める時間は、ほんの一瞬、わずか100年です。
私たちが、いま抱える国民的課題や社会問題、核廃棄物処理のリスクなどの課題・問題を良く承知したうえで、私は「原子力の研究」は、維持していくべきと考えます。
人間の旺盛な好奇心と優秀な化学者・物理学者たちの原子力探究への情熱は、「原子力の研究」に反対しても、禁止しても、消えることはないでしょう。
化学者は、仮説を実験したがるものだし、技術者は、技術を極めたがるもの、歴史が証明しています。
右上の装置(写真)は、アメリカの高校生が、自分で製造した「手作りの小型原子炉」です。
部品や材料は、近くのホーム・センターとインターネット通販で手に入れたそうです。
ならば、国民の監視下にある公的機関が、「原子力の研究」を続けて欲しいと思います。
a0212807_10512564.jpg原子力を禁止されると(国際社会の常識では考えられないことながら)、どんなに厳しく取り締まったとしても、個人や私企業が、コソコソと秘密裏に研究し、その研究成果の道具が、裏社会のビジネスに利用されたり、犯罪者やテロリストの手に渡り、私たちは生命の危険に曝(さら)されることになります。
脱原発・反原発の声がある一方で、歩行ロボットと超小型原子動力を組み合わせた‘鉄腕アトム’が、誕生しそうな科学の進歩です。
パソコン機能をもつ手の平サイズのスマートホンが、当たり前に普及したように、やがて各家庭に1基‘超小型原子力発電機’が導入され、家族全員の生活に必要な自動車・機器類すべてオール電化の時代が来るように思います。(こちらに続く)
by blues_rock | 2012-09-01 00:09 | 社会/歴史/思想 | Comments(0)