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心の時空

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a day in my life

認知症急増305万人

今日平成24年8月24日(金)の日本経済新聞夕刊1面に「認知症急増300万人」という記事がありました。
今年7月1日の拙ブログで「認知症の患者250万人」を書いてまだ2ヵ月も経たないのに、厚生労働省によると認知症患者が急増し305万人になったとか‥私は、この数字もまだ少な過ぎ、現場の調査が甘いと思います。
まず気に入らないのが、認知症急増の“急増”という言葉です。
認知症は、脳の病気ですが“急増”する病気ではありません。
病気が急増するのは、インフルエンザなどの感染症か、ペストかコレラなどの伝染病で、認知症が、急増するはずはありません。
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厚生労働省は、認知症の現状把握にミス(現況分析・判断ミス)を犯し、国の捕捉データと現実の認知症罹病患者数との乖離(かいり)に驚き、平成25年度予算編成に間に合うよう慌てて“急増”という詭弁を使い、現実と数字の辻褄(つじしま)を合わせようと今日リリースしたのだと推察します。
国は、認知症が、感染症や伝染病と同じタイプの病気と誤解されるような乱暴な言葉使いやデリカシーのない表現は、厳に慎むべきです。
記事の内容を少し補足すると、10年前149万人であった認知症患者が、2012年現在305万人(65歳以上の10%)と10年で2倍になった、13年後の2025年には推定470万人(65歳以上の12.8%)という内容でした。
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高齢者介護の現場にいる私は、2025年には470万人の2倍、1千万人近い認知症罹病者数になるのではないかと‘勘ピューター’でシュミレーションしています。
認知症は、ついこの間まで「呆(ぼ)け」とか「痴呆(ちほう)症」とひどい言葉で呼ばれていた脳の病気で、これからもっと人間の脳について医学的研究が進み、脳疾患の医療技術も進歩すれば、認知症の対症療法もずっと改善されて行くことでしょう。
認知症は、加齢による脳の衰えにより発症し、完治する病気ではありませんが、進行を抑えることは可能です。
認知症は十人十色で千差万別、認知症の方各人に個性があり、その人の人生と家族に深く関わっています。
認知症は、病気を早期発見し、医療で病気の進行を抑えながら、まわりの介護保険による介護・介助支援サービスを受ければ、施設に収容されず最期まで自宅で生活し続けることが可能です。
by blues_rock | 2012-08-24 22:28 | 高齢者介護(認知症) | Comments(0)