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心の時空

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a day in my life

67回目の8月15日

67年前の8月15日もきっと今日のように暑く、セミが激しく鳴く真夏日であったろうと思います。
1945年3月に首都東京は、B29爆撃機の空襲で焼かれ、全国の主な都市も焦土となり、ついに8月6日広島に、8月9日長崎に、原爆投下された日本は「無条件降伏」敗戦を受け入れました。
あれから67年‥悲惨な記憶が薄らいだのか「いつか来た道」を歩き始めているような予感がします。
日本の国家財政赤字も、ついに▲1,000兆円を超えたとのニュースに衆愚国家の末期症状を見る思いです。
いまの私たち日本人が、ギリシャ人・スペイン人・イタリア人・ポルトガル人などを嘲笑うことはできません。
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いつか来た道‥日本の国家財政の破綻は、同時に日本円を暴落させ(無価値=紙切れにし)、国民経済を破滅に追い込みます。
国民生活をハイパーインフレ(超物価高)が襲い、国民の犠牲と不幸により政府(国家)が、それまでに抱えた巨額の借金(債務)は消えるでしょう。
国民は、国からハイパーインフレ税を課されたようなもの、国民の富が無条件に国へ利益として移るのです。
こうして日本社会は、貧困で大混乱し、政情は不安定になり、偏狭な民族主義のプロパガンダを叫ぶ輩が跋扈(ばっこ)、愚劣なファシズム軍が、世の中を支配することになり、その行き着く先は、国民皆兵の召集令状による戦争で、国はまた滅びます。             (上:筑後川の「菜の花」、下:小郡の「芥子の花」)
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レーニン(ソ連建国の祖)は、「国家を破壊するには、その国の貨幣制度(通貨システム)を破壊すると良い。」と言いましたが、ソ連は自国貨幣(ルーブル)の崩壊で国家が消滅してしまいました。
日本国民は、わずか67年前、衆愚による悲惨な戦争と敗戦を経験したばかりです。
「まさか?‥おおげさな!‥」とノーテンキにしていると現実は、いつも突然、目の前に現れます。
私たちは、惨憺(さんたん)たる敗戦焼け跡から立ち上がり、戦勝国アメリカの贈り物ではありましたが「民主主義の政治システム」を導入しました。
私たちは、デモクラシーとリベラリズムを国体とし、まだ衆愚の感は、まだあるものの主権在民のパラダイムを共有しています。                                      (下:油山の「紫陽花」)
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民主主義による合意の手続きは、すべて選挙で決まります。
民主主義は、意思決定の手続きにどんなに時間がかかろうとも人類最高の政治システムです。
政治とは、私たちが納めた税金を私たちの暮らしに有効に還元するため、社会的に公平・公正に分配するシステムのことです。
今日8月15日は、あの悲惨な敗戦の日から67回忌の命日、そして新しい日本の67才の誕生日です。
先の戦争で亡くなったわが国の犠牲者は、兵士・市民合わせて300万人以上にのぼります。
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ちなみに第二次世界大戦(1939年から1945年の6年間)の犠牲者(死者)の数は敵味方の兵士・市民合わせ世界中で6千万人以上(兵士2,500万人・市民3,700万人と推定)といわれています。
いったいダレのために何のために彼らは死んでいかなければならなかったのか‥自ら望まない生き方を強制され祖国を戦場にして爆弾や銃弾で無残に死んでいった人々の怨念の霊はいまでも大気の中を漂っています。
いつの時代も資源争奪・領土拡大・民族支配・宗教偏狂・ファシズム‥など愚劣でろくなことはありません。
1960年に世界人口は30億人でした。       (上:天ケ瀬の「コスモス」、下:糸島半島の「彼岸花」)
2009年の8月15日現在の世界人口は68億1千万人でこの50年で38億人(2.3倍)が増えたことになります。
12年10億人増加のペースで地球上の人類は激増しています。
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2050年の地球には推定91億人という空前の人類が生息しています。
自然の消滅・環境の破壊・食料と飲み水の慢性的な不足・資源の枯渇・数万発の核兵器など‥私たちにもう時間はありません。
マルサスは200年前「人口論」の中で‘人口の優勢な力は不幸あるいは悪徳をうみださないでは抑制されない’と不気味な予見をしています。
今またもや世界に蔓延しつつある地域の紛争や戦争、疫病の流行、アフリカの飢餓、異常気象と干ばつによる食料価格の高騰など人類と世界の未来にとってどれも厄介な問題ばかりです。
真夏の夜にお盆の送り火を眺め老婆心ながら心配になりました。
(コメント:写真は九州ロマンチック街道からお借りしました)
by blues_rock | 2012-08-15 20:05 | 社会/歴史/思想 | Comments(0)