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心の時空

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アビイ・ロード(Abbey Road)

日本経済新聞の夕刊(5月23日)記事に、ビートルズ最後のLPアルバム「アビイ・ロード」のジャケット用に撮影された写真のうちの1枚(下の写真)が、オークションにかけられ高値落札されたとありました。
1969年9月26日に発売されたLPアルバム「アビイ・ロード(Abbey Road)」は、音楽チャート雑誌「キャッシュボックス」で14週間連続第1位を記録しました。
「アビイ・ロード」は、A面6曲・B面11曲・計17曲と当時のアルバムとしては、楽曲が多く、A面に「カム・トゥゲザー」・「サムシング」など、B面には「ヒア・カム・ザ・サン」・「ビコーズ」などの名曲が、収録されています。
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今ではスタンダードになっている名曲も多く、当時の「キャッシュボックス」誌の14週間連続第1位も頷けます。
「アビイ・ロード」のジャケットもなかなかシャレていて、有名なレコード・ジャケットの1枚です。
プランでは、アルバム制作スタッフが、吸っていたタバコ「エベレスト」にヒントを得て、アルバム名を「エベレスト」にし、ジャケット写真はネパールのエベレスト山(チョモランマ)で撮影するという予定だったようです。
しかし、ポールが「そんな遠くまで行かないで、ちょっと表に出て外で写真を撮り、アルバム名も通りのアビイ・ロードでいこう。」と提案、スタジオ前にあるアビイ・ロード通りの横断歩道を30分間6往復して写真撮影しました。
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その中から1枚を選び「アビイ・ロード」のアルバム・ジャケットにしました。
ジャケット裏の写真も、外壁の「BEATLES ABBEY ROAD 」をカメラマンが撮影していたら、青いワンピースの女性が、カメラの前を横切りました。
この写真を見たジョンが、気に入りジャケット裏の写真として採用されました。
ビートルズの最後のアルバムは、1970年発売の「レット・イット・ビー」と思っている人が、ほとんどです。
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ビートルズを愛するポールは、1968年「ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム2枚組)」制作でバラバラになったビートルズをもう一度まとめようと年が明けた1969年、他の3人に声をかけアルバム「ゲット・バック」のセッションと記録映画の撮影を行ないました。
この「ゲット・バック」セッション収録の後、新しいアルバム「アビイ・ロード」の制作に入り、「アビイ・ロード」は1969年9月に発表されました。
収録された「ゲット・バック」のマスター・テープ(原音)は、ジョンによりアメリカの音楽プロデューサー、フィル・スペクターに制作依頼されました。
a0212807_22382325.jpg1970年になり「ゲット・バック」セッションは、アルバム名を「レット・イット・ビー」に変え、同時に「ゲット・バック」セッションを記録した映画は、「レット・イット・ビー」として発表されました。
ポールは、自らリーダーシップをとり、ジョン・ジョージ・リンゴに(とくにジョンに)ビートルズへの復帰を呼びかけ、ビートルズをもう一度ロック・バンドとして復活するためのセッションだったのに、フィル・スペクターがプロデュースしたアルバム「レット・イット・ビー」は、自分のアルバム・イメージと違うことに怒り、1970年4月ポールは、ついにビートルズの解散宣言をしました。
それから40年経った2010年12月、イギリス政府は、ビートルズのアルバム「アビイ・ロード」のジャケット写真に使用された「横断歩道」をイギリスの文化的・歴史的遺産に指定しました。
古い歴史的な建築物以外で指定されたのは、「アビイ・ロードの横断歩道」が初めてでした。
by blues_rock | 2012-05-24 00:20 | ビートルズ(Beatles) | Comments(0)