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心の時空

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インセプション  シネマの世界<第63話>

クリストファー・ノーラン監督(1970~)が、脚本・製作の1人3役を担った2010年SFアクション映画です。
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クリストファー・ノーラン監督の映画を初めて見たのは、アル・パチーノ主演の映画「イムソムニア」(2002)で、筋立てのしっかりしたおもしろい心理サスペンス映画でした。
映画「インセプション」は、‘現実と夢’‥‘夢の中の夢’‥‘夢の中の夢の夢’、仮想現実をテーマとした「マトリックス」(1999)を彷彿とさせる技巧的な映像構成で、映画ならではのストーリー展開です。
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Inception(インセプション)とは、顧客の依頼を受け、ターゲットの夢に本人に気づかれないように侵入して、ターゲットの潜在意識を乗っ取り、顧客から依頼された案件をターゲットの夢を通してターゲットの意識の中にインセプションする(ある意識を植え付け、その意識を開始させる)ことを言います。
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映画のストーリーは、‘現実と夢’の第一階層‥‘夢の中の夢’の第二階層‥‘夢の中の夢の夢’である第三階層…と、インセプションする(植え付ける)側と潜在意識を防衛しようとする側との激しい攻防と両者の才知を凝らした駆け引きで展開していきます。
a0212807_9422030.jpg現実と夢‥夢の中の夢‥夢の中の夢の夢と続く境界が、難解で哲学的‥と思えば、深層心理によるシンブルな夢のようでもあるし、何とも不思議な映画でした。
映画は、2時間半の長編ですが、ストーリーの映像と展開をしっかり見ていないと、ストーリーが分からなくなり、見る側の意識の集中が必要です。
レオナルド・デカプリオが、「インセプション」を仕かける側のリーダー、渡辺謙はターゲットに「インセプション(意識植え付け)」を依頼する顧客、キリアン・マーフィー(2006年「麦の穂をゆらす風」主演)は、ターゲット役を演じています。
a0212807_22381732.jpgレオナルド・デカプリオは、「ギルバート・グレイプ」(1993)で、ジョニー・ディップ演じるギルバート・グレイプの弟役として、知的障害をもつ自閉症の少年アーニーの演技が、あまりにすばらしかったので、どうしても比較してしまいます。
映画の中でインセプション・チームが、夢の中から脱出し、現実に戻る合図の音楽としてエディット・ピアフの「水に流して(Non, je ne regrette rien)」を使っていますが、映画の映像と相俟ってなかなか凝っています。
by blues_rock | 2012-05-14 23:08 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)