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心の時空

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a day in my life

気にいらぬ 風もあろうに 柳かな

私が子供のころ、他人(ひと)のウワサ話を鵜呑みにすると「百聞は一見に如かず」と親は良くお説教しました。
「オマエは自分の目で見たのか?」、「ほんとに自分で確かめたか?」、「その場にいたのか?」など問い詰められ、私が苦し紛れに、いい加減な返事をしてしまうと厳しく叱られました。
a0212807_16565322.jpgそれが、その後の私の性格形成に影響したのか‥他人をあまり信用しない(というか)疑い深い(というか)なんでも自分でしないと気がすまない(というか)少し暗く陰険な性格になりました。
それとの因果関係は分かりませんが、十代半ばの青春期、私の精神形成に内向性ストレスとなり悪い影響を与えたようで「強迫観念症」になりました。
「強迫観念症」とは、不安神経症のことです。
ダレひとり信じてくれませんでしたが‥当時の私は、「森田正馬」精神医学博士(1874~1938)の著書「神経質の本質と療法」をバイブルのごとく肌身離さず読んでいました。
a0212807_17392187.jpgそして体得したのが、森田博士の教え“あるがまま”にでした。
森田博士は、仙厓和尚の「気にいらぬ 風もあろうに 柳かな」を精神のお手本としてしていました。
自分の心に“あるがまま”でいると、時に他人(ひと)の目には“わがまま”に映るようです。
心のあるがままに、のらりくらりしている時など優柔不断に見えるようですが、自分の心の平安が優先します。
まわりの人たちから「変わり者」と見られているかもしれませんが、平気・平気‥“あるがまま”でいるのが精神衛生上一番健康的です。
さて、「百聞は一見に如かず」は、私の価値判断基準のようなもので、物事は自分で実践し経験(体験)することにより人生に本当に必要なものが分かりました。
机上の空論(たわごと)より、現場で体感したことに感動はあり、心が素直に感じるレアリズムをたいせつにしたいと思います。
これからも「わくわくどきどきする心の感動」に素直に殉じて行きたいと思います。
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                     気にいらぬ 風もあろうに 柳かな (仙厓)
ご参考まで
  ○ 森田正馬博士の著書「神経質の本質と療法」については、2012年1月14日「3冊の本」を
  ○ 仙厓和尚については、2011年11月2日「絵の話‥□△○(仙厓)」を ご覧ください。
by blues_rock | 2012-05-12 13:30 | 詩/短歌/俳句/小説 | Comments(0)