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心の時空

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a day in my life

ミルク  シネマの世界<第56話>

a0212807_22211893.jpg名優ショーン・ペンが、主演し2008年度アカデミー主演男優賞を受賞した作品で、ガス・ヴァン・サント監督の「ミルク」を見ました。
ミルク‥ハーヴィ・ミルク(1930~1978暗殺、享年48才)は、1970年代のサンフランシスコに実在した人物で、サンフランシスコ市長選にも影響力をもったゲイの公民権運動家で1978年11月に暗殺されました。
映画は、彼が暗殺されることを予期しながら、ゲイや社会の底辺にいる人たちの権利のために、自らゲイとして政治活動し、政治権力や社会的な偏見と闘ったその最期の8年を映し、当時の時代背景やゲイ・ムーヴメントの風俗描写が印象的でした。
その映像センスが秀悦で、数多くロック音楽の映像を撮ってきたガス・ヴァン・サント監督の才能を感じます。
a0212807_2243358.jpgゲイのハーヴィ・ミルクになりきり、ホモセクシャルを自然に演じているショーン・ペンの好演が光りました。
私の生理感からは、ホモセクシャルのラブシーンはあまりに遠く、まったく感動しませんが、原理主義の家族思想や排他的宗教観のおぞましさよりは、ずっと健全な気がしました。
ハーヴィ・ミルクは、「20世紀の100人」の一人に選ばれています。
ショーン・ペン主演の秀作映画の中でも、とくに彼の名優ぶりが如何なく発揮されたのが、2002年日本公開の映画「アイ・アム・サム」でした。
知的障害(7才程度の知能)のある父親サム役をショーン・ペン、7才の娘役を天才少女ダコタ・ファニング(当時7才、長編映画初出演)が、演じた秀作でした。
映画監督としてのショーン・ペンも才能豊かで、これについては2008年の秀作映画「イントゥ・ザ・ワイルド」の紹介のとき書きたいと思います。
by blues_rock | 2012-04-19 00:11 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)