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心の時空

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a day in my life

復刻盤 ‥ 岡林信康1969神田共立講堂リサイタル

a0212807_7343353.jpg昨夜のブログ「新宿ゴールデン街」でフォーク・シンガー岡林信康にふれましたので、続きを少し書きたいと思います。
4年くらい前、神田神保町を20数年ぶりに訪ねました。
街並みは、すっかり変わっていました。
20数年前の神田神保町ビル街の1階には、古本屋がずらりと並び、店内の至る所に古書・全集などが、うず高く積んでありました。
現在、古本屋街には新しいビルが林立し、もう当時の旧い街並みの面影はなく、小学館近にあった私のお気に入りの老舗蕎麦屋「出雲蕎麦」は、もうありませんでした。
昔のレコード店は、CDショップとなり‥路地裏のJAZZ喫茶の窓に並んだレコード・ジャケットが、当時の面影を残していました。
それでもさすが、神田神保町でした。
ずっと探していた旧い岡林信康のアルバムをやっと復刻版CDで見つけました。
「あんぐら音楽祭 岡林信康1969神田共立講堂リサイタル」の復刻盤(2枚組CD)で、岡林信康(当時22才)が、東京デビューした記念碑的ライブ盤です。
岡林信康は、滋賀県のキリスト教牧師の子供です。
a0212807_7362291.jpg同志社大学神学部でキリスト教を学んでいた彼は、ある日山谷の宣教師を訪ねました。
そこで出稼ぎ労働者(飯場流れ者)と出遭い、彼らと一緒に暮らしながら、反権力の歌(プロテスト・フォークソング)を唄い、次第に部落解放運動に身を投じていきます。
そして、70安保の騒然とした世相もあって、日本社会の歪みに抗議する若者たちは、彼の反権力の姿勢を慕い、彼をフォークの神様と呼ぶようになり「友よ」は、全共闘世代のテーマソングのようになりました。
「友よ」は、そもそも岡林信康が、山谷の仲間と焚き木を囲み、酒を酌み交わし、肩を組んで唄っていた歌でしたが、瞬く間に70安保デモ隊の連帯メッセージソングとして大ヒットしました。
しかし、彼はそれを喜ばず、この歌をステージで唄わなくなりました。
このレコード復刻盤(CD)は、岡林信康22才の若々しい歌と当時の世相への人間臭いMCが楽しく、まだ大きなコンサート会場のライブに慣れていない彼の初々しい緊張している(あがっている)様子が、分かる貴重なアルバムの復刻盤です。
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アルバム最初と最後の「友よ」のほか「流れ者」・「チューリップのアップリケ」・「山谷ブルース」などが収録されていて今でも新鮮で必聴に値いします。
by blues_rock | 2012-03-21 00:32 | 音楽(Blues/Rock) | Comments(0)