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心の時空

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a day in my life

井上陽水 ‥ 傘がない

a0212807_21585995.jpg「♪都会では自殺する若者が増えている‥だけども、問題は今日の雨、傘がない、行かなくっちゃ、彼女に逢いに行かなくっちゃ‥」と続く井上陽水の個性ある高音で伸びのある歌声を初めて聴いたのは、1972年大学を卒業し就職したばかりの頃でした。
彼のデビュー当時から、LPアルバムが発表されるたびに聴いてきましたので、歌を聴くとその頃の自分を憶い出します。
井上陽水(1948~本名あきみ)、福岡県田川市出身、団塊の世代の一人です。
1970年代当時の博多には、いつもギターケースを抱えた自称フォークシンガーが、大勢いました。
私が在籍した大学には「チューリップ」という4人組のフォークバンドがいて、ブラザーズ・フォーやPPMのカヴァー曲を、いつも大学内のキャンパスで歌っていました。
数年後「チューリップ」は、ロックバンドとして新メンバーでデビューしましたが、歌のハーモニーの上手さでは、アコースティクギターを弾きながら歌っていたフォークバンド「チューリップ」のほうが、良かったように思います。
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大学生の時、テレビ局のアルバイトをしていた友人が、ある日、私に「アンドレ・カンドレちゅうふざけた名前でくさ、カンドレ・マンドレというワケの分からん歌ばくさ、唄おとるフォーク・シンガーがおっとたい、頭はボサボサ髪の毛(当時流行っていたアフロ・ヘアーのこと)でくさ、妙なヤツたい。」と話題にしたことを記憶しています。
それが「井上陽水」その人で、東京でデビューする前の井上陽水でした。
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ビートルズを聴いて音楽に目覚め、ミッシェル.ポルナレフとボブ・ディランの影響を受け、希有な才能をもったシンガー&ソングライター井上陽水が、誕生しました。
1972年「断絶」・「センチメンタル」、1973年「氷の世界」、1974年「二色の独楽」の4枚のLPアルバム(ポリドール)が、今でも私の中にある井上陽水の音楽です。
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労音(いまでもあるのかな?)主催、福岡市民ホールでの井上陽水コンサートに2回行ったように思います。
コンサートの構成は、RCサクセションが、前座で数曲「ぼくの好きな先生」などを歌い、RCサクセションは、当時からすでにフォーク・ロック風なバンドでした。
a0212807_2249542.jpg井上陽水は、暗い舞台中央の天井からのスポット照明が当たる場所で、ギターを抱え、イスに座り話をするでもなく、アフロ・ヘアーにサングラスという当時のスタイルで、星勝(井上陽水の編曲者、モップス)をリードギターに「人生が二度あれば」・「傘がない」・「断絶」など時代の世相を反映したシリアスな歌を唄っていました。
この後、レコード会社フォーライフを小室等・吉田拓郎・泉谷しげると設立、彼の音楽もフォークからロック&ジャズを取り入れたシャレたニューミュージックの陽水サウンドへと変化していきました。
傘がない」は、彼の音楽の原点で、私の好きな歌です。
by blues_rock | 2012-03-18 00:34 | 音楽(Blues/Rock) | Comments(0)