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心の時空

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a day in my life

福岡市美術館の古美術室

a0212807_184549.jpg福岡市美術館に展覧会を見に行かれたら、ぜひ古美術室にも足を延ばされるようお勧めいたします。
1階左奥にある古美術室には、古美術の逸品が、そろい見応えがあります。
福岡市は、アジア貿易の交易港「博多」として、古くから中国大陸、アジア圏との交流が盛んでしたので、仏教関係の古美術(石像・仏像)も、多く残されています。
近代の数寄者で茶人の松永耳庵(1985~1971)寄贈の古陶類、さらに茶の湯の古道具(芦屋釜など)も素人目にも本物の美しさを感じました。
松永コレクションの古陶は、東京国立博物館にもありますので、東京へお出かけの時にご覧になられると良いと思います。(上野の東京国立博物館のことは、別の機会に詳しく書きたいと思います。)
a0212807_185512.jpg日本の陶磁器の歴史は、古代中国大陸や高麗・李朝の朝鮮半島からの伝来品のコピーに始まり、安土桃山時代の渡来人の手によって六古窯が生まれました。
六古窯の陶工(匠)たちは、作陶のために、土(良質な陶土)と火(薪=赤松)を求めつねに移住しました。
良質な土と薪(赤松)を発見すると登り窯を築き、父から子へ作陶技術を伝え、登り窯周辺の土と薪を使い果たすと、また新しい場所に登り窯を築くために土と薪を求めて移住‥こうして日本各地のさまざまな窯元で、作陶技術の伝承が行われてきました。
九州各地の山里には、今でも歴史ある窯元が、ひっそりと点在しています。
桃山時代の茶人が、好んだ古唐津や小堀遠州趣味による古高取には、ホレボレする古陶が、数多く現存しています。(上写真:江戸時代初期の古高取、取手付大皿)
by blues_rock | 2012-02-18 02:20 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)