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心の時空

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a day in my life

邯鄲(かんたん)夢の枕

突然の転勤辞令で‘引越し’ばかりしていたころことをふと憶い出すようになりました。
働いていた農業団体は、転勤が多く、4年に一回くらいの割合で転勤と引越し(転居)をしてきました。
a0212807_1241672.jpgいつも突然、人事異動の発令があり、転居先が決まると、それまで生活していた居住地の荷物をまとめ、次の転居先に引越していきます。
私の暮らした場所は、福岡(博多)5年・東京(大田区)5年・神奈川(大和市)5年・愛知(名古屋)7年・兵庫(尼崎)3年・千葉(船橋市)2年・兵庫(尼崎)4年・東京(西東京)6年とまるでスゴロクのようでした。
現在(いま)住まうところは、福岡市南区の山裾です。
口の悪い友人は‥何を好んで、交通の便が悪く、中心街からほど遠い福岡市のチベットで暮らすのか?と冷やかしますが、私はおいしい水と自然豊かな不便さがあるからと答えています。
転勤のたびに任地を拠点にして、北は北海道から南は沖縄まで、その地域で生産された農畜産物の販売推進と生産振興を仕事にしてきました。
全国各地で、多くの農家・農協の皆様方、国産農産物を愛し食べてくださるお客様方にお会いしました。
赴任先の職場には、すばらしい人・つまらない人・誠実な人・ずるい人・明晰な人・無能な人・品性高潔な人・下品な人などいろいろな人たちがいて、社会の縮図を見るようでした。
仕事とはいえ、全国各地域の田畑・野山を歩き、日本農業の生産現場を見てきました。
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コンビニもない地域で暮らし、農を営み田んぼ・畑を耕して、農産物を生産する人たちに日本の食料自給率39%など話題にもなりません。
食料を自ら何も生産しないで、自分の命の糧(かて)を全部他者(地域や海外)にお任せ丸投げして、食料自給率の向上を主張するなど戯言(たわごと)です。
また外国の安価な輸入食品に、安心に見合う料金、安全の保障コストが含まれているとは考えられません。
消費者として食料価格が高いときは、その高い理由(わけ)を知り、輸入食品がl安いときは、なぜ安いのか安い理由(わけ)を一応調べておいたほうが、己が身のため家族のために安心できると思います。
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いま全国の地域(平野や里山)には、耕作を放棄された広大な田んぼ・畑が、荒れ地のまま放置されています。
今日小雪の舞う田んぼや畑にも、もうすぐ春が来ます。
やがて枯れ野は、一面緑で覆われ、菜の花が春の風にそよぎます。
冬の大地は、こざかしい傲慢な人間の都合など一切関係なく、悠久の自然の生命力に育まれながら、ゆっくり春の準備を始めています。
人生‥邯鄲(かんたん)夢の枕と懐うこの頃です。
by blues_rock | 2012-02-10 01:18 | 人生/愛(Love) | Comments(0)