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心の時空

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a day in my life

叶館の露天風呂

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冬の寒さが、厳しくなると無性に温泉に行きたくなります。
幸いなことに、私の住まいから車で15分くらい走ると那珂川の上流(筑紫郡那珂川町)に着き、そこに清滝(せいりゅう)温泉という名の温泉があります。
a0212807_1394923.jpg思い立ったら出かけ長湯をして、四季折々の露天風呂を楽しんでいます。
長い間、農協の全国組織で働いていましたので、概ね4年毎の引越しと数え切れない出張も併せると数多くの全国各地の温泉地に行きました。
その中で私にとって一番懐い出深く‘お気に入り’だったのが、大分県九重町の飯田高原湯坪にある「叶館(かのうかん)」という小さな民宿の露天風呂でした。
湯坪は、久住山系の山裾に位置し湧蓋山(わいたさん)を目の前に仰ぎ、湯坪の地名は‘湯の壷’に由来するのではないかと思うくらい温泉豊富な山間で、近くに地熱発電所があります。
叶館を初めて訪れたのは、1980年代の終わりごろの晩秋だったように記憶しています。
a0212807_1434788.jpg大分の温泉に行こうと友人と二人、車で飯田高原を走り湯坪に行き、その日の宿を探していると垣根の向こうに白い湯けむりが見えました。
気持ちの良さそうな露天風呂からの湯けむりに一目ぼれ、予約もないのにその日の宿泊をお願いしました。
突然の飛び込みにもかかわらず「食事の準備にしばらくかかりますが、よろしければ、どうぞ」と部屋に案内されました。
宿泊客は、私たち二人‥後で分かったのですが、翌日は叶館の休みだったのです。
その日をキッカケに、どれくらい叶館を訪れたか分かりません。
私は、たぶん百回に近い数十回と思いますが、友人は通算すると数百回は行ったであろうと推察します。
a0212807_13451140.jpg当時、東京・名古屋・大阪と移り住み安らぎのない忙しい暮らしの私にとって、冬は、叶館の庭の隅にある野天風呂にゆっくり入り、夏は、静寂の中で高原の風に吹かれながらぐっすり眠るひと時が、至福の時間でした。
食事は、いつも地元の食材を料理したご馳走でした。
湯坪には、他にも10数件の民宿があり、叶館はその中でも一番小さな‘お宿’でした。
早春から初夏にかけて叶館の庭は、一面野の草花で覆われていました。
飯田高原に吹く四季折々の風もいつ訪れても清々しく、今でも忘れられません。
(付録)ご参考に叶館のHPを貼付しますのでご覧ください。 
(上写真4枚は叶館HPからお借りしました。)
by blues_rock | 2012-01-08 01:33 | 柏原生活/博多叙景 | Comments(0)