ブログトップ | ログイン

心の時空

yansue.exblog.jp

a day in my life

アイズ・ワイド・シャット  シネマの世界<第38話>

a0212807_15511897.jpg天才スタンリー・キューブリック監督(1928~1999享年70才)最後の映画(1999年作品、遺作)です。
映画の封切り当時に見て、その後ヴィデオを購入し何度も見ました。
映画は、シリアスでエロチックそして哲学的でおもしろい映画(‥楽しい映画ではありませんので念のため)なのでお薦めいたします。
主演は、トム・クルーズ=ニコール・キッドマン実夫婦(当時)で1996年から1999年までの2年間(撮影だけで400日以上の時間)をかけて映画「アイズ・ワイド・シャット」は、撮影されました。
この映画は、愛の根底にある嫉妬・不安・妄想が、主題です。
(上の写真はスタンリー・キューブリック監督/下2枚は「アイズ・ワイド・シャット」から)
a0212807_15524063.jpg完全主義者で知られるキューブリック監督の長い撮影に応えるためトム・クルーズ=ニコール・キッドマン夫妻は、監督の住むロンドンに移住し映画の夫婦役に挑み、その撮影の様子は一切公表されず、長期間キューブリック監督や制作スタッフたちと撮影所に籠もり、映画は撮影されたそうです。
映画の夫婦は、二人の間にある性愛の葛藤を語り合いますが、劇中の言葉(セリフ)は夫トム・クルーズ=妻ニコール・キッドマンのお互いのプライベートな本音のようにも聞こえました。
a0212807_17591319.jpg
映画「アイズ・ワイド・シャット」の撮影が終わると二人は離婚しましたので、心の奥底にあった本当のことだったのかもしれません。
a0212807_1810961.jpg主役として男優トム・クルーズも女優ニコール・キッドマンもともに名演技で、二人の俳優人生で最高演技と言っていいでしょう。
キューブリック監督は、映画完成の試写会を見て封切りを待たずに心臓発作で亡くなりました。
キューブリック監督が、次の作品にと企画準備していた「A・I」は、盟友のスティーブン・スピルバーグ監督により引き継がれ、2001年に映画「A・I」は完成しました。(右写真は「A・I」ロボットのデイビット)
SF映画「2001年宇宙の旅」(1968年)では、コンピュータ「HAL9000」を主役にして思索的前衛映画を発表し世界の映画ファンを呻(うな)らせたキューブリック監督です。
スピルバーグ監督の演出による人間性溢れる「A・I」も秀作でしたが、キューブリック監督自身によるアンドロイドロボット「デイビット」を主役にした思索的前衛映画「A・I」も見てみたかったと残念でなりません。
スタンリー・キューブリック監督作品のSF三部作「博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964)」・「2001年宇宙の旅(1968)」・「時計じかけのオレンジ(1971)」は、お薦めです。
a0212807_18135488.jpgベトナム戦争を主題にした反戦映画「フルメタル・ジャケット(1987)」も秀作であることを付け加えておきたいと思います。
(左写真は「2001年宇宙の旅」の冒頭シーン)
by blues_rock | 2011-12-18 15:08 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)