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心の時空

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a day in my life

シベリアに強制収容(拉致)された76万の日本人

日本は、66年前の8月15日にアメリカ主力の連合国軍に無条件降伏し、敗戦しましたが、ソ連との戦争はまだ続いていました。
1945年(昭和20年)3月に、首都東京を空襲され焼け野原にされた時、すでに日本は敗戦していたにもかかわらず、愚劣な軍部は「総玉砕」などと叫び、多くの国民が犠牲になりました。 (解決すべき問題を先送りする国家体質ならびにそれを放置する国民の民度は、66年過ぎた現在も同じです。)
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8月9日広島にウラン型原子爆弾を投下された日本は、ついに主体のない死に体国家となりました。
この広島への新型爆弾投下を知ったソ連は、死に体となった日本に突然宣戦布告、ソ連軍は中国(満州)・樺太・千島列島・北方4島にどかどか侵入し100万人とも200万人とも言われる日本人(軍人・民間人を問わず)を拉致し、捕虜としてシベリアへ移送しました。
シベリアに強制収容(拉致)された日本人の公式記録は76万人‥ロシア国立軍事公文書館に保存されている日本人に関する収蔵資料は76万人分相当(ロシア政府)しかないのです。a0212807_11462640.jpg
戦前から敗戦まで中国に満州国を建国し実効支配していた関東軍(日本軍)は、敗戦するとソ連と密約し、当時中国(満州)・樺太・千島列島・北方4島に住んでいた日本人同胞を救済することなく見捨て“棄民”しました。
ソ連軍は、共産主義国家建設のためシベリア開拓を急いでいましたから、多くの労働力が必要でした。
そのため若い日本の軍人・民間人男性を捕虜として捕らえ、強制労働者として収容シベリアに抑留しました。
厳寒のシベリアで満足な食事や休養も与えられず、苛烈な強制労働で数十万の若い日本人抑留者が次々に死んでいきました。
1945年のポツダム宣言は、敗戦で武装解除された日本兵は、軍から解放され復員できるという保証をしていましたが、共産主義国家のソ連はボツダム宣言を無視し、シベリアで強制労働をさせるという違法行為を続けました。
1947年11月ごろからソ連のシベリア収容所にいる数十万の日本人捕虜(当時のソ連は一切情報を公開しなかったので推定で発表)が、国の内外で問題となりソ連は、国際世論を沈静化するために仕方なく日本の左派社会党の視察団だけ受け入れました。 (日本共産党は、ソ連共産党とは犬猿の仲でしたので、日本社会党が窓口でした。)
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彼ら視察団一行は、シベリアの過酷な状況下で重労働を強いられている日本人捕虜数十万人がいることを知り、過酷な抑留生活を見ながら、さらに抑留者から家族への手紙も握りつぶし「日本人捕虜の皆さんはシベリアのとても良い環境で労働しており食料も行き渡っています」と帰国後の国会で虚偽(ウソ)の報告を行いました。
シベリアに収容抑留された日本人捕虜たちは、戦後の新しい日本にも裏切られたのでした。
生きてシベリアから帰国できた抑留者は、47万3千人でした。
a0212807_115035.jpg国は、シベリア抑留による死者・行方不明者(推定死亡)は、37万人と発表しています。
ソ連によりシベリア強制収容された日本人捕虜は合わせて84万3千人ということになりますが、ロシアの発表した「76万人分相当の記録資料を保存」とほぼ同じながら、正確な数との乖離(かいり)は大きく疑念が残ります。
なぜなら、捕虜として家畜同然に移送されていく途中に死んでいった多くの日本人抑留者や国から棄民された膨大な数の人たちの数が、まったく含まれていませんから推定でも100数十万人~200万人の日本国民が、極寒の異境で飢え・寒さ・病気により力尽きて亡くなられたと思います。
2009年10月28日シベリア抑留被害者(原告)に対し「国による遺棄行為があったとは認められない」として国(京都地裁)は、原告の請求を冷酷に棄却しました。
a0212807_11505117.gif国は、ソ連により拉致されシベリアに強制収容された抑留者を3度も裏切り、情け容赦なく見捨てました。
これは、わずか66年前に起きた本当の話で、いまもロシア(旧ソ連)が、占領・支配している歴史的にも国際法上においても日本固有の領土である北方4島の帰属と併せ、敗戦後今も続く未解決の国際問題です。
私たち日本国民は、ロシア国民とロシア政府に対し‘是は是、非は非’として、国(外務省)や政治家(国会議員)のようにヘナヘナせず毅然と歴史の事実と正義を粘り強く主張し続けましょう。
それは、私たちの義務であり責任と思いますが、あなたはどのように思われますか?
by blues_rock | 2011-11-12 12:02 | 社会/歴史/思想 | Comments(0)