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心の時空

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Nowhere Boy ひとりぼっちのあいつ  シネマの世界<第30話>

アクロス・ザ・ユニバース」に続いて2010年秋に公開されたビートルズ(1962~1970)の映画をもうひとつ‥ジョン・レノンが、アマチュアバンド「クォーリーメン」のリーダーであった1950年代後半、ティーンエイジャーのジョンを主人公にした青春グラフティ映画です。
映画としては、青春もので普通の作品ですが、ビートルズ・ファンには楽しい映画でした。
a0212807_1718597.jpg高校生のジョンが、エルヴィス・プレスリーに憧れ、楽器もろくできない遊び仲間を説得しスキッフルのアマチュアバンド「クォーリーメン」を結成しました。
すぐポール(マッカートニー)がバンドに参加しジョンにギターコードを教えました。
やがてジョージ(ハリスン)がバンドに加わりバンド名も「シルバー・ビートルズ」に変わりました。
映画は、シルバー・ビートルズの5人(スチュアート・サトクリフ、ピート・ベスト)が、西ドイツの都市ハンブルグへ興行に旅立つところで終わります。
ジョンは、5才から厳格なミミ伯母さんに育てられますが、10代半ばに実母ジュリア(ミミ伯母さんの妹)に会いに行きます。
姉妹でも実直なミミ伯母さんとは反対に、母ジュリアは感情の起伏が激しく、自由奔放な女性でした。
ジョンには、異父の妹がいましたが、救世軍施設に引き取られたまま行方知れず‥母は、再婚し別の家庭をもち小さな娘(つまりジョンの妹)が、すでに二人いました。
厳格なミミ伯母さんと自由奔放な実母ジュリア二人の母親から愛されたジョンは、二人の愛情の間で苦悩する反抗的な「Nowhere Boy(孤独な少年)」でした。
ある日、音楽好きの母ジュリアからバンジョーの弾き方を教えてもらい、音楽に目覚めたジョンは、ミミ伯母さんからギターを買ってもらいました。
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ジョンの終生続くマザコン性向は、子供時代のトラウマ(母親に棄てられたという潜在意識)にありました。
ビートルズには、当時5人のメンバーがいました。
ドラムのピート・ベストは、ビートルズ・デビュー前にリンゴ・スターと交代、ベース担当のスチュワート・サトクリフは21才の時、脳出血で亡くなりました。
1994年の映画「バックビート」で、ジョンの親友にして初期ビートルズ音楽の前衛であったスチュワート・サトクリフの21年の生涯を瑞々しい映像で表現していました。
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この「Nowhere Boy ひとりぼっちのあいつ」の続編として、17年前の映画「バックビート」(1994)を見ていただくとハンブルグ(西ドイツ)の「シルバー・ビートルズ」が、1992年「ザ・ビートルズ」として世界へメジャー・デビューするまでが良く分かりますので、「バックビート」もビートルズ・ファンにぜひお薦めしたい映画です。
by blues_rock | 2011-11-10 20:20 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)