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心の時空

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a day in my life

真空管ラジオ・アワー‥ウシュクダラ

まだテレビがない子供のころ、雑音の多い真空管ラジオで洋楽(ポップス)を聴いていました。
ラジオのボタンを回しながらラジオ放送局の周波数を拾い外国のポップス音楽を聴くただ一つの音源でした。
私にとって真空管ラジオの懐い出の音楽と言えば「ウシュクダラ」です。
遠い異国ペルシャの雰囲気‥アラビアンナイトに出てきそうな不思議な情緒を漂わす音楽でした。
ある日の午後、車を運転していたらカーラジオ(FM)から「ウシュクダラ」が流れてきました。
あまりの懐かしさに車を止めて聴き入りました。
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「ウシュクダラ」は1953年(昭和28年)アーサ・キットのヒット曲で、原曲はトルコ民謡です。
彼女が英語で唄う日本の童謡「猩猩寺(しょじょじ)」も大ヒット、この歌もまた真空管ラジオから「♪Sho-sho-shojoji‥」といつも流れていました。
「ウシュクダラ」とは、トルコの首都イスタンブール旧市街(ヨーロッパ側)からボズポラス海峡をはさんだアジア側のユスキュダル村(波止場)のこと、ユスキュダルのトルコ語発音が「ウシュクダラ」だそうです。
「ウシュクダラ」(1953)は、私のラジオ・デイズの一曲です。
真空管ラジオ・アワー‥ウシュクダラ_a0212807_0315688.jpg
ウシュクダラに行ったときは雨だった
アナタの着物の裾が長く はねあがっていた
アナタは起きたばかりなのか 目はぼんやりとしていた
アナタは私のもの 私はアナタのもの
腕を組めるのは私だけ

ウシュクダラに行った時
一枚のハンカチをみつけて
その中にロクム菓子を包んだ
アナタを探していたら すぐ横にたっていた
アナタは私のもの 私はアナタのもの
腕を組めるのはわたしだけ
(付録 : アンダルシア風ウシュクダラも味わいがあります。)
by blues_rock | 2011-10-12 00:44 | 音楽(Blues/Rock) | Comments(0)
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