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心の時空

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a day in my life

百舌が枯れ木で啼いている

百舌(もず)は、東アジアに生息する渡り鳥です。
百舌(もず)は「百の舌」の名のとおり、いろいろな渡り鳥の鳴き声を真似て鳴く(百の舌)のだそうです。
私は、百舌(もず)本来の鳴き声を知りませんが、記憶しているのは、庭先の渋柿の大木の枝にとまり‥ギギギギと啼き叫ぶあの声です。
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渋柿の実は、完熟すると渋がぬけ、トロリとした甘い果肉になります。
熟し柿の美味しかったこと!この季節になるとそんな些細なことを懐い出します。
a0212807_1213197.jpgさて、先日の日本経済新聞(朝刊)記事に図らずも、拙ブログの「TPPついての話題」をバックアップ(応援)してくれる記事が、二つありました。
一つは、国(農林水産省)が、昨年発表した最新の農業総産出額のこと‥前年比5%のマイナス、たった1年で▲5%の減少です。
1984年が、農業総産出額のピークで、それから26年間でなんと▲30%のマイナスです。
わが国の農業生産基盤の低下は、まだ続いています。
今年3月の東日本大震災の大津波で東日本地域の農業地帯が、相当なダメージを受けましたので、わが国の農業生産基盤の低下は加速するでしょう。
二つめは、15面に掲載のコラム「大磯小磯」で、要約すると「‥TPPがなくても今のままでは、日本の農業を待ち受けているのは衰退の道である。1986年のウルグワイ・ラウンドで6兆円強の農業対策費をつぎ込んでも日本農業はいまだにひ弱であり、市場を開放できていない。産業は保護すればするほどダメになるといわれる。‥」と続きます。
農業鎖国の日本に住む私たちの食料自給率は、わずか39%(2010年)です。
これは、例えば10人家族に必要な食料が、4人分しかないようなものです。
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私たちが、お金を湯水のように使い自国の農業をいくら保護しても、今のままでは農業生産力はさらに低下するばかりです。
もはやここまでと覚悟を決めて‥不足している残りの家族6人分の食料を外国からの輸入しようにも、農業産品の異常な高関税率では、その分食料価格が高くなります。それがイヤならTPPを批准して食料調達するか、自分で汗して田畑を耕して自給自足により家計の足しにするしか方法はありません。
自前の田畑での自給自足なら「食の安心・安全」も保証されるので、一石二鳥です。
ともあれ国(政府)は、農業を世界貿易のカヤの外に置いて万一の時、国民の台所を守れるのでしょうか‥ねえ。
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空青く

百舌と分け合う

熟し柿 
    
(拙私凡)
by blues_rock | 2011-10-06 07:04 | 自然/農耕/食料 | Comments(0)