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心の時空

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a day in my life

天才ピカソ・本能ピカソ‥人間ピカソ

ピカソ(1981~1973、享年91才)の絵を見ていたら、昨年5月のサイトニュース「ピカソの絵に芸術史上最高価格」という見出し記事のことを、ふと思い出しました。
a0212807_12432253.jpgピカソが、若い恋人マリー・テレーズをモデルに描いた「ヌードと胸像と観葉植物」の油絵(右の絵)で、1億650万ドル(当時の日本円換算にして101億円)という芸術作品として破格のオークション史上最高価格で落札されたというニュースでした。
1932年ピカソは、当時17才のマリー・テレーズと知り合い恋に落ち、一緒に暮らしていました。
ピカソ、51才の時でした。
天才ピカソに美のインスピレーション(ひらめき)を与えたのは、彼に愛された若く美しい女性たちでした。
ピカソに新しい恋人ができるとマリー・テレーズは子供を連れてピカソの元を去りました。
彼女は、ピカソが亡くなると後を追うように自殺しました。
ピカソから愛され、ピカソを愛した女性たちは‥ピカソに対して強かったフランソワーズをのぞいて、自殺するか、発狂するか‥精神のバランスを失っていきました。
1996年アンソニー・ホプキンスが、ピカソを名演した映画「サバイビング・ピカソ」を見ていただくと「天才ピカソ・本能ピカソ‥人間ピカソ」が良く分かります。
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ピカソは、ギネスブックに掲載されるくらい数多くの作品を創作発表しています。
油絵とデッサンで13,500点、版画100,000点、挿絵イラスト34,000点、彫刻陶器300点と合わせて15万点近くになり、驚異的な作品数になります。
その作品の多さを考えると、今回の落札価格が、芸術史上最高価格であるのは、異常なピカソ人気と言えそうです。
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2004年には、1905年作「パイプを持つ少年」の絵が1億416万ドル(当時の日本円換算で113億円)で落札されていますので、ピカソを象徴するような「青の時代の絵」(上の絵)・「アビニョンの娘たち」(下の絵)・「泣く女(一番下の絵)」・「ゲルニカ」などが、もしオークションに出たとしたら一体いくらで落札されるのでしょうか。
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ありえないことではありますが‥もしダビンチ・ラファエロ・フェルメールなどの有名な絵画がオークションに出たなら‥きっと天文学的な金額になることは、間違いありません。
世界的なマネーの過剰流動性が、美術市場で有名作家の作品を異常に高騰させバブル価格を作り出しているのでしょう。
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ギリシャやイタリア・アイルランド・スペイン・ポルトガルなど国家的な財政危機(デフォルト危機)に瀕している国は、現在マネー(キャツシュ)は無くても、過去に膨大な数の美術品を保有しているので、新興国・資源国の中で美術品が欲しい国(あるいは資産家・金融ファンド)に売却すれば、自国の国家破産を回避でき国民の救済(福祉財源)になるでしょう。
by blues_rock | 2011-09-24 18:29 | 美術/絵画/彫刻 | Comments(0)