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心の時空

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a day in my life

椎名林檎‥ 本能

a0212807_1611078.jpg「本能」

どうして 歴史の上に 言葉が生まれたのか
太陽 酸素 海 風
もう充分だった筈でしょう

淋しいのはお互い様で
正しく舐め合う傷は誰も何も 咎められない
紐 解いて 生命に 擬う

気紛れを 許して
今更なんて思わずに急かしてよ
もっと中迄入って
あたしの衝動を 突き動かしてよ

全部どうでもいいと云っていたい様な月の灯
劣等感 カテゴライズ
そういうの 忘れてみましょう

終わりにはどうせ独りだし
此の際虚の真実を押し通して絶えてゆくのが良い
鋭い其の目線が 好き

約束は 要らないわ
果たされないことなど 大嫌いなの
ずっと繋がれて 居たいわ
朝が来ない窓辺を 求めているの
a0212807_1105180.jpgこれは二枚目のアルバム「勝訴ストリップ」(2000)に収録されている12曲目の「本能」で、椎名林檎の個性が良く表現されていると思います。
すばらしい歌詞で、心ウキウキする詩と思います。
椎名林檎を初めて聴いたのは13年前「歌舞伎町の女王」(1998)で、そのヴォーカルと歌詞が鮮烈(耳がビックリ)でした。
彼女のエロティシズムには、卑猥さや下品さがなく、性の表現に凛とした品性が感じられます。
新旧日本語の漢字・カタカナ・ひらがなの言語を縦横無尽に駆使し、詩人としての才能もあると思います。
ギターが上手く、ヴォーカルも際どいフレーズを巻き舌で歌われるとグッと官能的に聴こえます。
椎名林檎は、中学生の頃から福岡のライブハウスでバンド活動をしていました。
自分のバンドの他にも20以上のバンドに参加し、どの楽器パートもできていたそうです。
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玉石混合(ほとんどジャリ石ですが)のJポップシーンにあって、本物のロックの才媛と思います。
by blues_rock | 2011-08-24 00:46 | 音楽(Blues/Rock) | Comments(0)